【観劇メモ】第59回関東高等学校演劇研究大会 南会場(甲府会場)
第59回関東高等学校演劇研究大会 南会場(甲府会場)の感想です。
最終更新:2024年06月29日 15時26分
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
名称 | 第59回関東高等学校演劇研究大会 南会場(甲府会場) |
日程 | 2024年1月20日(土)21日(日) |
会場 | YCC県民文化センター・小ホール (山梨) |
上演演目(観劇したもの)
上演順 | 学校名 | タイトル | 作 | 日時 |
---|---|---|---|---|
1 | 北杜市立甲陵高等学校(山梨) | イティテンディア | 作:郷原玲 | 1/20 09:50-10:50 |
2 | 目黒日本大学高等学校(東京) | ごめんね、ごめんで! | 作:めぐにち演劇部と今井友也〇 | 1/20 11:10-12:10 |
3 | 八千代松陰高等学校(千葉) | 結婚相談所員の手記 | 作:神田沙羅〇 | 1/20 12:30-13:30 |
4 | 神奈川大学附属高等学校(神奈川) | ラフ・ライフ | 作:新堀浩司/潤色:目崎剛 | 1/20 14:20-15:20 |
5 | 県立戸桜ノ牧高等学校(茨城) | 田中ストーリー | 作:梅原隼士〇 | 1/20 15:40-16:40 |
6 | 県立富士高等学校(静岡) | Goodbye, the earth | 作:富士高校演劇部〇 | 1/20 17:00-18:00 |
7 | 県立身延高等学校(山梨) | 私たちのショー・マスト・ゴー・オン | 作:スズキユウジと演劇部〇 | 1/20 18:20-19:20 |
8 | 県立韮山高等学校(静岡) | 逢課後。~ほうかご~ | 作:齊藤希海〇 | 1/21 09:30-10:30 |
9 | 筑波大学附属駒場高等学校(東京) | デュフフ | 作:筑波大学附属駒場高校演劇部〇 | 1/21 10:50-11:50 |
10 | 県立岸根高等学校(神奈川) | フツウの私とフツウじゃない私たち | 作:菊本亘孝と岸根高校演劇部〇 | 1/21 12:10-13:10 |
11 | 甲斐清和高等学校(山梨) | ××〇の国のありす | 作:平川春菜,甲斐清和高等学校演劇部〇 | 1/21 14:00-15:00 |
12 | 県立下妻第一高等学校(茨城) | TABOO | 作:冨山望 | 1/21 15:20-16:20 |
13 | 県立松戸高等学校(千葉) | 私達の、小さな物語。 | 作:阿部順〇 | 1/21 16:40-17:40 |
〇生徒創作 ◎顧問創作
満足度の記載について
私自身の満足度を、個々の演目ごとに記載します。 「CoRich観てきた」に投稿している個人的な満足度と同じ尺度で表現しますが、大会なので順位が付くため、1点きざみの5点満点では表現できないので、小数点まで細かく書いてます。
感想(ネタバレあり)
上演順1.北杜市立甲陵高等学校(山梨)「イティテンディア」
作:郷原玲
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北杜市立甲陵高校「イティテンディア」
既成本。最初ケストナーの「二人のロッテ」かなと思ったら後半、全員がガラポンする壮大な映画「転校生」。あの映画のラスト同様、入れ替わることでの親近感・喪失感が上手くでてた。入れ替わりが自然に分かるの上手いな。もう少しドラマ性の魅せ方欲しいかも。 pic.twitter.com/r40UzsvKVl— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 20, 2024
満足度
(4.3/5点満点)
上演順2.目黒日本大学高等学校(東京)「ごめんね、ごめんで!」
作:めぐにち演劇部と今井友也〇
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目黒日本大学高校「ごめんね、ごめんで!」
都大会でも観て2度目。会場も湧き出ていい作品。主役の先生2人上手いな。2度目で確信、物語を語る立ち位置が❓だなぁ。高校演劇に高校生らしさは不要も高校生が語る位置付け欲しいが読み取り難い。簡単には乗せられないぞ、みたいな想い。横向き聞き難い。 pic.twitter.com/wVpQm3PJZS— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 20, 2024
満足度
(4.3/5点満点)
上演順3.八千代松陰高等学校(千葉)「結婚相談所員の手記」
作:神田沙羅〇
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八千代松陰高校「結婚相談所員の手記」
県大会で観て2度目。技術的にはちと粗さが見えたかもも、2度目なのにうるうるしてオイオイ泣いてしまった。赤紙の、時計の針の音が聞こえるシーンがまさに、永遠。やはり絵のインパクトすごいね。戦争の愚かさが、理屈じゃなくて感覚的に差し込まれるのがいい。 pic.twitter.com/YJDineDEh2— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 20, 2024
満足度
(4.5/5点満点)
上演順4.神奈川大学附属高等学校(神奈川)「ラフ・ライフ」
作:新堀浩司/潤色:目崎剛
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神奈川大学附属高校「ラフ・ライフ」
県大会で観て2度目。作品自体3度目。いいラフライフだったけど、お客があまりついてこなかったかなぁ。神奈川県大会は神回だったかも。ホールの特性なのか、音像が結構ぼやける、聞き取り難いのが原因?調子悪いようには見えなかったのでちょっと不思議でもあり。 pic.twitter.com/WhtryjijmN— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 20, 2024
満足度
(4.0/5点満点)
上演順5.県立戸桜ノ牧高等学校(茨城)「田中ストーリー」
作:梅原隼士〇
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県立戸桜ノ牧高校「田中ストーリー」
一見ふざけてるかのようにも見える作品、評価されて関東来るのすごいな。好き。客とのコミュニケーション、インタラクティブなのすごい。個人的には、最後そんなにテーマテーマしなくても十分いいと思うけど、高校演劇の宿命か。あのためだけのミラーボール最高。 pic.twitter.com/wqPMlM2QZY— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 20, 2024
満足度
(4.0/5点満点)
上演順6.県立富士高等学校(静岡)「Goodbye, the earth」
作:富士高校演劇部〇
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県立富士高校「Goodbye, the earth」
地球最後の日の人々の様子。ショートストーリー。エチュードっぽく?多作重ねてまとめた作品。賛否割れる?めっさオッサレだなぁ。星新一、田中芳樹、FKデック等のSF短編を読んでるみたい。やりたい放題に意味づけたって可能性もあるけどw、ラスト美しくて惚れた。 pic.twitter.com/paE4ByDCkj— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 20, 2024
満足度
(4.0/5点満点)
上演順7.県立身延高等学校(山梨)「私たちのショー・マスト・ゴー・オン」
作:スズキユウジと演劇部〇
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県立身延高校「私たちのショー・マスト・ゴー・オン」
やばかった。途中から泣きまくった。コロナのこともそうなんだけど。私自身、高校演劇部の時、上の先輩たちが仲間割れして半分辞めたのよね。そんなこと思い出して、もうダメだった。役者さんたちの感情コントロールすごいと思ったら。よかった! pic.twitter.com/SNJVXqFXAZ— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 20, 2024
満足度
(4.6/5点満点)
上演順8.県立韮山高等学校(静岡)「逢課後。~ほうかご~」
作:齊藤希海〇
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県立韮山高校「逢課後。~ほうかご~」
生徒創作。いやーすごかった。泣いた。最初30分、会話が不自然過ぎてかなりイライラしたのだけど(生徒創作だなあとか思ってしまって大反省)私が鈍感だった。35分の所で全部ひっくり返って、全ての不自然さのパズルのピースがハマる感。あとは涙。素晴らしい! pic.twitter.com/7uVe1BR1wz— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 21, 2024
満足度
(4.8/5点満点)
上演順9.筑波大学附属駒場高等学校(東京)「デュフフ」
作:筑波大学附属駒場高校演劇部〇
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筑波大学附属駒場高校「デュフフ」
いゃーこれが筑駒かぁ。お話まったく意味不明なのに、めちゃくちゃ面白かった!セミの一生?、ゴドーを待ちながらっぽい?とか感じたけど、結局如何様にも語れてしまうな。別役実っぽい?とも思うけど芯を貫かない例え。客席の巻き込み方が秀逸。男子校パワー! pic.twitter.com/SYHDJUZ6nZ— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 21, 2024
満足度
(4.3/5点満点)
上演順10.県立岸根高等学校(神奈川)「フツウの私とフツウじゃない私たち」
作:菊本亘孝と岸根高校演劇部〇
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岸根高校「フツウの私とフツウじゃない私たち」
台本を決める演劇部の会議モノ。その中に盲目の部員がいたらの話。とてもよかった。途中からかなり泣いた。答えのない問題に答えを、現実に則して探す行為と。それぞれの意見と想いと感情が、演技として的確に表現されてた。フツウってなんだろうね。 pic.twitter.com/uhvxwGrkbZ— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 21, 2024
満足度
(4.7/5点満点)
上演順11.甲斐清和高等学校(山梨)「××〇の国のありす」
作:平川春菜,甲斐清和高等学校演劇部〇
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甲斐清和高校「××〇の国のありす」
(「××〇」は「ふしぎ」と読む)
衣装や美術、照明、特徴的な演技のカタでの世界観の作り込みはいいな。ただ冒頭のところである程度お話が読めてしまった後、そのまま最後まで何もなかった印象。意図的だとは思うも、スローなお話展開もありちょっと飽きてしまった。 pic.twitter.com/bi5jJW44aj— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 21, 2024
満足度
(3.5/5点満点)
上演順12.県立下妻第一高等学校(茨城)「TABOO」
作:冨山望
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下妻第一高校「TABOO」
既成本。学校に来れなくなった先生の立場を「演劇」に昇華して理解しようとする話。モノマネは面白いのだけど、劇中劇の構造がちょっと弱すぎるなぁ。劇中劇が成立し得ないこと故理解出来ない、ってしたいけどそうなってない感。テーマは先日の、鵺的「天使の残像」を思い出す。 pic.twitter.com/CBj4kinfN2— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 21, 2024
満足度
(3.5/5点満点)
上演順13.県立松戸高等学校(千葉)「私達の、小さな物語。」
作:阿部順〇
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松戸高校「私達の、小さな物語。」
松戸高校らしい巧みで楽しい演劇だったけど。んーテーマという観点では、かなり分散してて、何を語りたいのか分からなかった。目黒日大高校同様で、顧問捜索で教師の話は、観る時の視座に困るなぁと思い、その困惑を解消できなかった。上手くて面白いけどね。 pic.twitter.com/xWxCdCaNYn— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) January 21, 2024
満足度
(4.0/5点満点)
審査結果
最優秀賞
- 目黒日本大学高等学校『ごめんね、ごめんで!』めぐにち演劇部と今井友也/作 〇
優秀賞 (上演順)
- 神奈川大学附属高等学校『ラフ・ライフ』新堀浩司/作 目崎剛/潤色
- 山梨県立身延高等学校『私たちのショー・マスト・ゴー・オン』スズキユウジと演劇部/作 〇
- 茨城県立下妻第一高等学校『TABOO』冨山 望/作
- 千葉県立松戸高等学校『私達の、小さな物語。』阿部 順/作 ○
創作脚本賞
- 目黒日本大学高等学校
過去の観劇
- 2024年11月16日 【観劇メモ】第63回 神奈川県高等学校演劇発表会(高校演劇 神奈川県大会)
- 2024年10月27日 【観劇メモ】第61回 横浜市高等学校演劇発表会 中央大会
- 2024年08月24日 【観劇メモ】第35回全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演(演劇)
- 2023年11月26日 第76回 千葉県高等学校演劇研究中央発表会(高校演劇 千葉県県大会)
- 2023年11月23日 第62回神奈川県高等学校演劇発表会(高校演劇 神奈川県大会)
- 2023年11月14日 東京都高等学校文化祭演劇部門中央大会(高校演劇 東京都大会)
- 2023年11月05日 第60回横浜市高等学校演劇発表会(中央大会) ・・・つづき