<観劇レポート>ピンク・リバティ「煙を抱く」
【ネタバレ分離】
観た芝居の感想です。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
団体名 | ピンク・リバティ |
回 | 第五回公演 |
題 | 煙を抱く |
脚本 | 山西竜矢 |
演出 | 山西竜矢 |
日時場所 | 2019/07/09(火)~2019/07/14(日) シアター711(東京都) |
ピンク・リバティ?
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
山西竜矢が脚本・演出をつとめる演劇ユニット。n人間が元来抱える行き場のない寂しさを、ユーモアを交えながら多面的に描き、空しくも美しい情景として昇華する劇作はどの作品にも通底している。生々しい日常の風景を出発点に、現実と非現実が静かに混ざり合っていくストーリーテリングが特徴的である。n2016年3月、劇団子供鉅人の番外企画として旗揚げ。翌年6月には、さびれた地方都市を舞台とした群像劇「人魚の足」を上演し、旗揚げ一年半で動員700人を突破。昨年11月、第四回公演「夕焼かれる」からは単独の演劇ユニットとして独立した。n本公演以外にも多数のイベント出演など、活動の場を広げている。
事前に分かるストーリーは?
劇団ホームページには、こんな記載がありました。
目を覚ますと、いつもどおり洗面台に向かった。
申し訳程度に口だけゆすぐと、煙草を咥えて窓外に目をやる。
工場の煙突から溢れた白煙は、うだるような暑さに押し上げられ、
音もなく分厚い雲に飲み込まれていく。n妻がいないことに気付いたのは、ずいぶん経ってからだった。
観劇のきっかけ
チラシが印象的だったのと、ストーリーを読んで興味を持ったのがきっかけです。
ネタバレしない程度の情報
上演時間・チケット価格・満足度
観劇した日時 | 2019年7月10日 19時30分〜 |
価格 | 3500円 全席自由(事前にネット予約) |
上演時間 | 110分(休憩なし) |
個人的な満足度 CoRichに投稿 | ★★☆☆☆(2/5点満点) |
客席の様子
いろんな客層の方がいました。男女も半々くらい?グループが多いのか、開演前はざわざわしていました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも安心して楽しめる芝居です。
観た直後のtweet
ピンク・リバティ「煙を抱く」110分休無。
劇団の作風なのかよくわからなけれど、私には全く合わない演劇だった。意味有りげなものを並べただけでは、意味にはならない。空虚を描きたいなら、余計なものが多すぎる。正確な意図はわからずも、軽い怒りすら覚えた時間だった。— てっくぱぱ (@from_techpapa) 2019年7月10日
感想(ネタバレあり)
肉を買ってくる、と行って買い物に出たきり、妻が戻ってこない。男は、妻の実家のある工場地帯の港町に行く。実はまだ行ったことがなかった。両親は引っ越し、そこには新しいコンビニが立っていた。そこに現れる、妻。否、妻そっくりの別の女性。妻にそっくりな女性と、妻探しをしながら町を歩く・・・そんなストーリー。n率直に言って、全く面白くなかった。脚本と、演出と、演技とが、チグハグなのだと思う。そして何より、脚本が独りよがりだと思う。ラスト1/3は、今までの伏線の回収を装って、話に意味をつけようとしているので、軽い怒りすら覚えた。チラシとあらすじをみて、これは絶対に面白いに違いない、と確信していただけに、残念。n