<観劇レポート>藤原たまえプロデュース 「スーパー・ウーマン・リヴ」
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
団体名 | 藤原たまえプロデュース |
回 | 藤原たまえプロデュースvol.5 |
題 | スーパー・ウーマン・リヴ |
脚本 | 常松花穂 |
演出 | 常松花穂 |
日時場所 | 2020/08/04(火)~2020/08/09(日) シアター711(東京都) |
団体の紹介
劇団紹介は見つけられませんでした。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
家と仕事の往復。代わり映えのしない日常。
どうしてそんなに早くレジを打つことにこだわるの?
「あ、この人今日の献立手抜きだな。」
幸せになりたい。けど、幸せってなんだろう。
こんなスーパーで働いてても幸せになれるの?スーパーで働く女たちの人生。
パート、アルバイト、社員。
何でもない日常なんてない。
必死にみんな生きている。
必死に。なんとか、生きている。
観劇のきっかけ
ネット上での評判が良かったので、観劇を決めました。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
観劇日時 | 2020年8月9日 13時00分〜 |
上演時間 | 100分(途中休憩なし) |
価格 | 3500円 全席自由 |
チケット購入方法
CoRichの公演ページから予約しました。
当日、チケット料金を受付で払いました。
客層・客席の様子
男女比は、7:3くらい。男性は中年層、女性は若い方が主流。
チケットを買う時に、応援してる人は?と聞かれたので、割と「推し」的な要素の強い公演なのかもしれません。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・コメディ
・泣ける
・笑える
・にぎやか
・ハッピー
観た直後のtweet
藤原たまえプロデュース 「スーパー・ウーマン・リヴ」100分休無。
シットコムっぽい物語は、ちょっとツメが甘く粗く感じて、感情移入は難しかったものの。キャラクターの魅力、コミュニティの魅力、役者自身の魅力に溢れた芝居。元気になった。マスクの使い方上手い。軸5人、店長、辻ちゃんいい感じ。 pic.twitter.com/NpMRtXHp5C— てっくぱぱ(芝居好き) (@from_techpapa) August 9, 2020
映像化の情報
情報はありません。
満足度
(4/5点満点)
##
[CoRich「観てきた」](https://stage.corich.jp/user/206853/done_watch)に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
ストーリーは、事前告知の通り。日の丸スーパー、スーパーのレジで働く5人。年齢も、抱えてる人生もそれぞれだけど、割と楽しく働けている。そんな中、スーパーの施策で、レジ打ちスピードコンテストに出る事に。かつて、会社勤めの時に負った心の傷を克服できないゆきの、昼はスーパー夜は居酒屋で働いて息子を養うシングルマザーの絵馬子、内向的で篭りがちだけど漫画を描くのか好きな千宏、婚活中でハッキリモノを言うタイプの留美、弁護士になるために試験受けてるけどあと一度しかチャンスがない直子。この5人が、それぞれの悩みを抱え、たまには喧嘩したりしながらも強く生きていて、レジ打ちコンクールで活躍する話…と、強引にまとめるとこんなお話。
登場人物、それぞれ事情を抱えてるけど、頑張って生きていく、、、、的な群像劇っぽいストーリーを、コメディを基調に描く。シチュエーションコメディのような作品。テーマとしては割とありがちだし、設定が飛躍してたりもする。その意味で、お話のテーマに対してはあまり感情移入出来なかった。レジ打ちコンクールが、どうして売上増加の施策になるのか分からないし、駅向こうのライバルスーパー(星条旗)の面々が、トレーニングに参加してくるのも、よくわらない。万引き犯1人で店が傾くほどなのか、もちょっと疑問。コメディ独特のご都合主義な設定がどうも鼻について、物語そのものには、気持ちがあまり入っていけなかった。どこか、吉本新喜劇っぽいストーリーの流れでもある。
反面、スーパーのレジ打ちとして働く人の仲間意識というか、主役5人のキャラクターの個性、それを取り巻く店長やスーパーバイザーのキャラクターが丁寧に演じられていて、とても魅力的。登場するキャラクターのやり取りや生き様は、観ていて飽きる時間はなかった。一人ひとりのキャラクターをお話とは別のところで改めて観たいなぁ、という思いに駆られた。
特に気になったのが。内気で同調しかできない、竹田。こういう人たまにいるなぁ、な感覚。辻が「笑顔が引きつってる」と指摘すると、あーそうそう、と観客側も同意してしまう妙なリアリティ。演じてたのは、長谷川夏海。ストレートでわかりやすい、留美。イケメンを追いかけるし、すぐ表情に出る。でも、悪い奴じゃない。どこか目が離せない、ほっとけない魅力。演じてたのは、小池真優香。シングルマザーで子育てしてる、絵馬子。場を引っ張る迫力がすごい。演じてたのは、知野三加子。店舗のスーパーバイザーの、辻。ペースメーカー、ムードメーカーで、常にど迫力の独自ので押しまくる。最後はチアリーダーで踊ってる。観ていて魅力的で、楽しい。演じてたのは、井口千穂。
上演時。口を覆う、透明なシールドタイプのマスクを着用していた。私にとっては初めてで、最初は驚くも、途中からは全く違和感なく観れた。声量も、特に気にならなかった。こういうスタイルは、実はそれほど悪くないかもしれない。
【舞台】カテゴリーの最近の投稿
- 11/16 【観劇メモ】第63回 神奈川県高等学校演劇発表会(高校演劇 神奈川県大会)
- 11/14 【観劇メモ】ワンツーワークス「線引き~死者に囲まれる夜~」
- 11/08 【観劇メモ】ハナコキカク「きょうのエビスは」
- 11/08 【観劇メモ】劇団四季 「ゴースト&レディ」(2024東京)
- 11/06 【観劇メモ】ショーGEKI「ベッドトークバトルレジェンド」
お芝居好きの方は、要登録サービスです。