<観劇レポート>劇団ハッピータイム 「私が愛したスパイ-The Spy Whom I Loved」
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 劇団ハッピータイム |
回 | 2020年8月 真夏の新しい生活様式!公演 |
題 | 私が愛したスパイ -The Spy Whom I Loved |
脚本 | 忍守シン |
演出 | 忍守シン |
日時場所 | 2020/08/12(水)~2020/08/16(日) 北池袋新生館シアター(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
「劇団天然ぴえろ」を前身とし、2017年に「劇団ハッピータイム」と改称。
SF、コメディ、ホラー、ミステリーと常に多分野かつ世界初の新しいジャンルに挑戦する無節操で楽しい集団。
お客様をはじめ関わった全ての人をハッピーにすることを信条とし、普段は社会に埋もれ世を忍ぶ社会人中心の劇団
過去の観劇
- 2019年08月25日 劇団ハッピータイム「さよならはめざめのあとに」
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
平和な日本にスパイが暗躍!?新しい時代の新ジャンル、ソーシャルディスタンス・アクション・コメディ!
ジェームズ・ボンドのようなスパイに憧れる高梨ユウは、日本の情報機関である内調(内閣情報調査室)の外郭団体の職員になる。
しかし仕事は退屈で、スパイとは程遠い日々を新しい生活様式で送っていた。
そんな折、世間を騒がす連続テロ事件が発生。悪の秘密結社が世界征服を狙っているという。
世界の平和を守るため悪と戦う決意をするユウだが、眼前にはひと癖もふた癖もあるスパイたちが乱入し、事態は混迷を極めていく。
そしてやがて明らかになる事実が、ユウを戦慄させる…。
果たして非力なユウは悪を倒せるか。そして衝撃のラストにどう立ち向かうか。
この夏、性懲りもなく劇団ハッピータイムが贈る、あらゆる不安を吹き飛ばす抜群エンターテイメント。--愛した貴方は、スパイだった--
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2020年8月12日 19時30分〜 |
上演時間 | 100分(換気休憩10分含) |
価格 | 3500円 全席自由 |
チケット購入方法
CoRichでチケットを予約しました。
当日受付で、料金を支払いました。
客層・客席の様子
男女比は半々くらい。年齢層も様々で、特定の客層は見当たりませんでした。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・シリアス
・サスペンス
・アクション
観た直後のtweet
劇団ハッピータイム「私が愛したスパイ-The Spy Whom I Loved」100分、含換気休み10分
ん〜。ちょっと私の手には合わなかったかなぁ。物語のカタルシス?が、複雑過ぎたというか、盛り込みすぎたというか、引っ張り過ぎたかな、な感覚強し。スパイ的なやり取りは面白いのだけども。車のシーン好き。 pic.twitter.com/18qjGTe7Dp— てっくぱぱ(芝居好き) (@from_techpapa) August 12, 2020
映像化の情報
情報はありません。
満足度
(3/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
ストーリーは、事前告知の通り。
孤児施設を出たユウは、直後に何故かスカウトに来た人に連れられて、内閣情報調査室の下請け会社で働いている。幼いころからスパイに憧れて、女なのに男のような振る舞いをする、ユウ。そんな中、あちこちで起こる通り魔事件の背後に、ただならぬ力が働いている事が分かり・・・。事件の犯人は、二重人格のもう一つの面が出た時の、ユウ本人。幼い頃に父親から受けた虐待をトラウマに、二重人格に。孤児だと思っていた母は内閣情報調査室の室長。通り魔事件を仕込んだのは、新聞記者のユウの姉だった。。。。。と、かなり強引にまとめてしまうとこんなストーリー。
背後に黒い影のある通り魔事件を軸に物語が展開。海上自衛隊、警視庁、陸上自衛隊、などなどのいろんな組織から出てくるスパイ、いろんな人々、そしていろんなショッカーが出てくる。ユウが犯人だ、という事はかなり早い段階で分かる。スパイのサスペンスとしてハラハラしたらいいのか、トラウマ多重人格ものとして観ればいいのか、私の迷いを他所に進んでいく物語。ユウの背後にはどんな黒幕がいるのかな・・・と期待しつつ。かなりラストまで結論を引っ張られてしまったので、結末は壮大な仕掛けが見たいなぁ、と自然と思うも、結末は「二重人格」と、ちょっと肩透かし。割と精神世界に閉じた幕切れに。盛り込みすぎなのか、引っ張りすぎなのか、複雑すぎなのか、どの面のストーリーにも裏切られてしまった感覚だった。
いろんな組織のスパイ博覧会が楽しかったので、スパイのサスペンス物語を突き詰めて欲しかったなぁ、と思った。終始、退屈する事はなかったけれど、ラストに向けての物語で、期待を裏切られてしまった感覚が強かった。
気になった役者さん。向井沙織、カップルで変なクイズ出し合ってるシーンと、車で走り回っているシーンが好き。コミカルな演技が面白い。指輪のようにしているトリは何?・・・ファミチキだったのか・・・合掌。。。ハンドルをバックに下げているのが、なんだかごくごく自然に思えてきてしまった不思議。
【舞台】カテゴリーの最近の投稿
- 12/21 【観劇メモ】早稲田大学演劇研究会「メサイア・コンプレックス」
- 12/21 【観劇メモ】くによし組「ケレン・ヘラー」
- 12/20 【観劇メモ】演劇プロデュース『螺旋階段』「幻の壁」
- 12/20 【観劇メモ】横浜桜座・一般社団法人グランツ「インディペンデント・クロニクル」
- 12/16 【観劇メモ】劇団満ち欠け「SUNDAY~ちょっと暗い~」
お芝居好きの方は、要登録サービスです。