<観劇レポート>マルガリータ企画 「マルガリータピザ2nd CUT」

#芝居,#マルガリータ企画

【ネタバレ分離】

観た芝居の感想です。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名マルガリータ企画
マルガリータ企画vol.2
マルガリータピザ2nd CUT
脚本福谷圭祐、蜂巣和紀、松本陽一
演出Hiroka Denzy、蜂巣和紀、扇田賢
日時場所2020/09/09(水)~2020/09/13(日)
新宿シアター・ミラクル(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

団体の紹介はありませんでした。
マルガリータ企画

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

【上演作品】

◆1 ピース目
『チェーホフの銃』
脚本/福谷圭祐(匿名劇壇)
演出/Hiroka Denzy(POWER PROJECT クーデター)

君は僕が人を殺すような芝居を書くことを嫌う。
夜に僕が書いた台本を朝になって読むと
大事なところが変わっていたりする。
君が書き換えているからである。
僕はもう一度書き直す。
劇中劇が始まる。
銃は不発。
物語は未発。

◆2 ピース目
『第2次PIZZAショック!!』
脚本・演出/蜂巣和紀(Bobjack Theater/放課後ビアタイム)

ピザ屋の新人バイトとして働くことになった女子大生の木乃香は、毎日クセの強い従業員たちに振り回されてばかり!
そんなある日、木乃香たちの身にとんでもない事件が次々と襲い掛かる…!
え?店が潰れる!?客が人質に!?
小さなピザ屋で巻き起こるカロリー満点のスーパードタバタコメディ!!

◆3 ピース目
『ホームセンターズピリオド』
脚本/松本陽一(劇団6番シード)
演出/扇田賢(Bobjack Theater)

とあるホームセンターにやってきた自殺志願の女。
「練炭200キロください…」
しかし、それは大きな事件の始まりに過ぎなかった…!
アルバイト達が集団自殺を阻止する為に奮闘する青春コメディ!

観劇のきっかけ

気になっている役者さんが出演しているから、の観劇です。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2020年9月9日
19時00分〜
上演時間165分(換気休憩10分×2回を含む)
価格5000円 全席自由

チケット購入方法

CoRichで予約しました。
当日受付で、お金を支払いました。

客層・客席の様子

男女比は7:3くらい。男性は中年が多く、女性はまちまちで特定の傾向はありませんでした。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・コメディ
・笑える
・にぎやか
・カッコイイ

観た直後のtweet

映像化の情報

DVDの予約を受け付けていたので、いずれ映像化されると思います。

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

3話オムニバスの公演。
エンタメ色が強いというか、動きとテンポと演技でしっかりと編み上げられていく物語。タッパの低いシアターミラクルとは思えない、照明と音響の素晴らしさ。いつもこの劇場は、シンプルな良さを楽しむ感覚だけど、音・光も合わさった、派手で楽しい舞台。1話1話が濃くて、一本ずつ公演してもいいんじゃないかなカーテンコールで役者さんが話されていた通り「お腹いっぱい」な感覚。舞台に夢中になる感覚を、純粋に楽しめた。

各話とも、ストーリーは事前紹介の通りだったけれども、それぞれについて書いてみる。当日パンフを買わなかったので、キャストは間違っている可能性もあり。

『チェーホフの銃』
シュールだった。最初は、一体何の物語なのかよく分からなかったけれど、変な衣装や変なシチュエーションに、勢いで笑っていた。次第に状況が分かってくると、少し寂しい感覚が後味として残った。椎名林檎がピッタリだった。転換の鮮やかさがとにかく印象的。森岡悠、以前Bobjack Theaterの「ライナスの毛布」で観た時も、パジャマ姿だったように記憶しているが、今回もパジャマ。なんだか、ほおっておけない感あり、目が離せず。藤代海がカッコイイ。平野勲人、石田太一、宮井↓↘︎→↓↘︎→+Pのカラフルな三人組、忘れられず。

『第2次PIZZAショック!!』
破茶滅茶ピザ屋さんのドタバタコメディ。キャラの濃い女子店員と、店長。ドタバタ畳みかけていく中での、強盗犯のイっちゃってる具合がすごい迫力。物語的には、ドタバタというか、ありがちな話感の強さが気になったけれど。柏木佑太、強盗犯のイっちゃってる具合が心に残り。

『ホームセンターズピリオド』
ホームセンターを舞台にした、甘酸っぱい青春テイストのミステリー的なコメディ。店員さん一人一人も含めて、キャラクターの立ち方が激しくて、一人一人が鮮明に思い出せる。振り返ってみるとストーリーとしてはありがちな感覚だけれど、ハラハラしながら観た。この作品も、照明の綺麗さ、転換の素早さが印象に残る。ホームセンター店員、菅野英樹のひょろっとした凄みが印象的。古野あきほ、今までとは違った役所に驚き。どちらかというと奇麗なセクシー路線が得意な女優さんかな、と思っていたけれど、「鵺的」「Nana Project」の寺十悟演出作品に、とてもハマるんじゃないかな、、、なんて事が頭をよぎり。


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