<観劇レポート>U-33project「シャンデリヤvol.2」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 U-33project「シャンデリヤvol.2」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | U-33project |
回 | 三ヶ月連続公演第二弾 U-33project ver.8.5 |
題 | シャンデリヤvol.2 |
脚本 | 結城ケン三 |
演出 | 結城ケン三 |
日時場所 | 2021/10/20(水)~2021/10/24(日) 高田馬場ラビネスト(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
2015年8月に発足した演劇団体
読み方はユーサンサンプロジェクト 主宰は結城ケン三世の中で話題になる出来事、ニュース、思考は全て
「マジくだらない〇〇」からなるという考えの元に作品を提供
“笑いを取りにいかない笑い”のスタイルを基本に
日常、非日常にある不条理に様々な視点で噛みつき
ユーモアで真意を隠すスタイルによって
笑いの中に真面目なテーマを隠しメッセージを伝える
過去の観劇
- 2023年08月20日 U-33project「燦々」
- 2023年05月26日 U-33project「コスモポリタン」
- 2022年09月16日 U-33project×route.©️「真っ赤なブルー」
- 2022年06月25日 U-33project「もんくちゃん世界を救う」
- 2021年11月30日 U-33project「嫉妬深子の嫉妬深い日々」 ・・・つづき
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
U-33projectがお届けする三ヶ月連続公演第二弾
そして短編集第二弾!日常で起こる非日常
非日常で起こる日常
そんな私たちの人生にもしかしたら起こるかもしれない物語「シャンデリヤvol.2」
マジックの攻防をしたり
気になる隣人がいたり
舞台がよく見えなかったり
新しい人生が始まったりいろんなジャンルを詰め込んだ四作品
実験的で憂と遊が燦々な短編集
あなたの人生でもし起きたときの参考に$$
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2021年10月20日 18時00分〜 |
上演時間 | 90分(途中休憩なし) |
価格 | 3000円 全席自由 |
チケット購入方法
劇団ホームページからのリンクで予約しました。
当日受付で、現金でお金を支払いました。
客層・客席の様子
男女比は6:4くらい。
様々な年代層の客がいました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・コメディ
・会話劇
・シンプル
観た直後のtweet
U-33project「シャンデリヤvol.2」90分休無
非常に印象的だった前作に続き、劇団2度目。んー。期待のハードルを上げすぎたか、全く手に合わすだった。。。楽観的な予感と、悪い予感とふたつあって、後者が大当たりしちゃった感触。無念。コメディとしては、ちょっと突き抜け方が足りなかったなぁ。 pic.twitter.com/tk5LdLKBhn— てっくぱぱ (@from_techpapa) October 20, 2021
満足度
(2/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
オムニバス作品集。
「マジックの攻防」・・・上司に気を使いつつあれこれ先回りして準備する女たちのバトルを描く。
「KIMOCHI」・・・コンビニ店員の男女。実は男は女にストーカーしていて隣に住んでたりする。彼女の部屋に隠しカメラを仕掛けたら、女の殺人現場を目撃してしまう話。
「NEW LIFE」・・・会社?のエース、スネークさんは仕事中の事故で9年間寝たきりに。目覚めると、ビールは薬のように錠剤で飲み、お金は砂糖に置き換わり(でもなんか麻薬っぽい)、xxハラ狩りが横行する世界。若者は落ち着き過ぎて、ゆっくり歩く・・・世界になっていたお話。
「夜迷い荘殺人事件」・・・旦那様の遺産をどうするか集まった三姉妹に、実はもう一人相続人がいた。そこで巻き起こる殺人事件・・・を、舞台で演じている劇中劇スタイルの作品。
前作「カムカムバイバイ」がめっさ面白かったので、勝手に注目して楽しみにしていた公演だったのだけれど・・・残念ながら肩透かしを喰らってショック。全体的に作りが粗い感覚で、殆ど世界に入れなかった。
前回はコメディを前面に出した訳ではなかったけれど、今回は、多分コメディがメイン。ただ、突き抜け方が足りないというか、ちょっと羞恥を振り切れてない感覚もみてとれたのが辛かった。「カムカムバイバイ」で観た、軽快なテンポの良さ、音響照明の演出の妙が損なわれてしまっていたのも残念。
短編4作目「夜迷い荘殺人事件」が、どこか、高橋いさを的な雰囲気で(「バンク・バン・レッスン」とか「けれどスクリーンいっぱいの星」とか。古くてすみませんが。)世界の広げ方がもう少し巧みだと、面白そうなのだけれど。繋がっていないから笑える話を、繋がっていないのが観客に分かるように提示する、丁寧さみたいなのが、ちょっと足りないな、というのを思った。