<観劇レポート>虹の素「失恋博物館 Ⅵ」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 虹の素「失恋博物館 Ⅵ」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 虹の素 |
冠 | 短編集 |
題 | 失恋博物館 Ⅵ |
演出 | 木之枝棒太郎・猪熊竜久馬 |
日時場所 | 2021/12/21(火)~2021/12/23(木) 大倉山記念館 ホール・ギャラリー (神奈川県) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
Shine the tears.
涙を輝かせる
生きるってことは、こころが動くこと。私たちの上に広がる空のよう に、絶えず移ろい変わりゆくこと。
晴れの日や、曇りの日や、雨の日があること。雪の日や雷の日があって、そして時々、奇跡のように虹がかかること。
優しく温かい光だけでは虹はかからない。
冷たく悲しい雨だけでも虹はかからない。
その両方が合わさった時に、そこに虹がかかる。笑いたいときに笑うのだから、泣きたいときは泣いたっていい。
だから、雨だって降ればいい。そこに光がさせばいい。その涙も、輝けばいい。明日は今日よりもいい日に決まっている。って、ずっと思って生きている。
すべての人がそうであってほしいと願っているし、そう思ってほしいと祈っている。
キレイごとに聞こえてしまうかもしれないけれど、
みんながハッピーで、笑っていられる世界になればいいと本気で思う。恨みや憎しみで傷つけあうことだけはしたくない。
愛だけで、つくりこもう。
過去の観劇
- 2023年07月12日 虹の素 雨上がりには好きだといって 7月編「ダーフォの国」
- 2023年04月25日 虹の素 「雨上がりには好きだといって」Vol.1 & Vol.2
- 2022年12月25日 虹の素「失恋博物館 Ⅶ」
- 2022年10月14日 神奈川演劇連盟TAK in KAAT「YOKOHAMA 3 PIECES」
- 2020年08月16日 虹の素 「失恋博物館S」 ・・・つづき
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
失恋博物館 Ⅵ
~ 別れは、いつも突然。 〜
すべての愛の行き着く先は、哀しみ。>かなしみの伴わない愛なんて、世界中のどこを探しても存在しない。
かなしいということは、そこに愛があったということ。
だとしたらきっと、ここは愛の墓場なのかもしれない。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2021年12月23日 14時00分〜 |
上演時間 | AB通しで約120分 休憩あり |
価格 | 3000円 |
チケット購入方法
劇団のホームページから予約しました。
当日、現金で支払いをしました。
客層・客席の様子
男女比は5:5くらい。
様々な年齢層の人がいました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・泣ける
・笑える
観た直後のtweet
虹の素 短編集「失恋博物館Ⅵ」もろもろ120分ちょっと。休憩あり
シリーズ観るの3回目かな。今回もよかった。失恋なのにほっこりクリスマス気分。B上演最後の「サイゴノトキ」は、特に良かったな。大倉山会館の雰囲気もよく。展示を見る時間が、これまでよりも長く取れた。超オススメ!も本日楽日。 pic.twitter.com/LfPD8XW1GJ— てっくぱぱ? (@from_techpapa) December 23, 2021
満足度
(5/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
「失恋博物館Ⅳ」「失恋博物館S」に続いで、シリーズを観るのは、これで3回目。待ち遠しい、大好きなシリーズ。クリスマス恒例として、観に行きたい公演。今年も観れて嬉しい。
過去の公演同様、公演スペースを自由に歩き・観劇するスタイルは変わらず。大倉山記念館のホールやギャラリーでの公演・展示。歴史ある洋館での公演で、雰囲気も失恋博物館にマッチ。横浜に長く住んでいるのに、一度も行った事が無かった場所。ギャラリーが別になっていたからか、開演時間より少し早く着いたのもあり、以前の公演に比べて、展示物を見る時間的な余裕が増えているように思った。
各作品のメモ。
『消耗品』
男と女と、アレクサっぽいスピーカー(ピアノ演奏する人)とのやり取り。
男のダメっぷりがいい。
『アンケートFile.5』
毎回好きなシリーズ。姉に説明する、っていうのが新しい。
選挙には行かないとね。お姉さんがセクシーすぎる。
『はしか』
不倫?の別れを切り出す、ほとに微妙な一コマ。
恋なんて、はしかにかかったようなものなのかも。
『きみのとなりに』
先日観た芝居が、たまたま、彼女が彼氏たちをマジで監禁している…話だったので、設定が分かるまでは監禁されてるんじゃないか…と勝手に勘違いして、ちょっと混乱したけれど。
過去の自分への対話。寂しい。ちょっと涙。
『タピオカは失恋でできている』
実際「別れました」でTwitterの検索をかけてみると、ホントにタピオカだらけ。
実態は2人の何気ない会話なのに、想像力で遠くに飛ばされる感が凄い。
『貴方の失恋、飾ります』
これも毎回恒例?アム・ラル(妖精みたいな人々)が、展示物を見ながら話す。
今回は展示物をゆっくり見れたから、リンクしている感覚が強い。
『サイゴノトキ』
佐渡島のトキの、繁殖に関する歴史のお話を、トキと人間の出会いを交えて描く。
すごく美しかった。人間は罪深いなぁ、、、とも思いつつ。でも美しくてそんな事忘れてしまうくらいだった。