<観劇レポート>福田ユミ プロデュース「ウェスティン」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 福田ユミ「ウェスティン」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 福田ユミ |
題 | ウェスティン |
脚本 | 矢島弘一(東京マハロ) |
演出 | 矢島弘一(東京マハロ) |
日時場所 | 2022/01/26(水)~2022/01/30(日) 駅前劇場(東京都) |
団体の紹介
特に説明はありませんでしたが、俳優、福田ユミが手掛けるプロデュース公演のようです。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
女は、これが最後だと決めていた。
女も、これが最後だと決めていた。
一人の画家がモデルを探した。
そこに現れたのは人生を賭けた女たち。
栄光を手にした時、どんな幸せが訪れる?
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2022年1月26日 19時00分〜 |
上演時間 | 85分(途中休憩なし) |
価格 | 6000円 全席指定 |
チケット購入方法
当日、受付で当日券を買いました。
客層・客席の様子
男女比は7:3くらい。様々な年齢の人がいました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・コメディ
・笑える
・会話劇
観た直後のtweet
福田ユミ プロデュース公演「ウェスティン -西へ帰る-」85分休無
チラシに惹かれ観劇。ストーリーはあるけど、コントな要素が強いコメディ。かなりワロタ。設定が面白い。フェルメールはそんな事するかな、なんて思いつつ。福田さんは立ち姿きれい。馬場園さんはやっぱり間の取り方がすごいなー。 pic.twitter.com/FPBPIWbPGD— てっくぱぱ (@from_techpapa) January 26, 2022
映像化の情報
情報はありません。
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
フェルメールの絵のモデルを選ぶオーディション。待合室でフェルメールに呼ばれるのを待っている。一人の女は、モデルとしての実績はまだ殆どなく、なんとかこの選考で選ばれようとしている。もう一人の女は、ラファエロの絵のモデルにもなっている、少し名の知れたモデル。でも年齢の限界か、今回のモデルオーディションを最後に、故郷に帰ろうとしている。会話する中で、2人の故郷は「西」で同じであることが分かる。西の言葉で話す2人は、これまでのキャリア、これからの人生について会話していく…とまとめるとこんなお話。
出演は、プロデュースの主催の福田ユミと、お笑いコンビ、アジアンの馬場園梓。ストーリーだけ書くと少し深刻な雰囲気もあるものの、基本的にはコメディ。2人の会話が面白く、ケラケラと笑ってしまうような作品。どちらかというと、コントの要素が強いかもしれない。フェルメールが、モデルをオーディションで選んでいた、というのもちょっと信じられないツッコミどころ満載の設定だけれど(実際、どうだったんだろう)そこも含めて、コント・コメディっていう感覚の作品だった。
2人しかいないので(正確には、召使役がいるので3人)、どうしても視線が固定するのもあるのか。馬場園梓の間の良さがすごいなー、というのが目につく。役としての演技は、モデルというより馬場園梓本人が素で演じているように感じる。演技が上手い、という訳では無いのだけれど。会話の間が、私がよく見る芝居にはないものを感じる。セリフを受ける時、喋っていない時の、馬場園梓を見ていると、呼吸を読んでいるのが分かるくらい。お笑い芸人の持つ間って、演劇にはないもので。それが演劇に入り込むこんな「馴染む違和感になるんだな」というのを感じた。
プロデュース主催の福田ユミ。初めて拝見する役者さんだけれど。立ち姿が奇麗で、芯の強さを体現する役がとても似合そう。今回の作品は、どうしても馬場園梓とのかけ合いに、目線が行ってしまったけれど。もう少し別の演目でも見たみたいな、と思った役者さんだった。