<観劇レポート>劇団かに座「マンションレデラ」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 劇団かに座「マンションレデラ」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 劇団かに座 |
回 | 劇団かに座 第122回公演 |
題 | マンションレデラ |
脚本 | ねこよう |
演出 | ねこよう |
日時場所 | 2022/06/24(金)~2022/06/26(日) スタジオ「HIKARI」(神奈川県) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
1950年(昭和25年)3月12日創立。
神奈川県横浜市内十数校の演劇部OBが中心となって発足。県立平沼高校にて結成式を行い、当初は“神奈川県学生OB演劇研究会”と呼んでいた。
横浜は「青木の台を左から見れば、今の横浜昔しゃあの地が蟹が浜」と俚謡にも唄われた風光明媚な漁村でした。そんな横浜の地に根差した芝居を演りたいという思いから、劇団名を“劇団かに座”と命名。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
マンションレデラの106号室では、娘のカレシが挨拶に来る日。その隣の107号室では、アニメばかり観てる姪っ子に叔母がお説教。そんな頃106号室の飼い猫が逃げ出した。
106号室ではペット探偵に調査を依頼して、107号室では叔母が執筆している小説に行き詰り、取材の為に占い師を家に呼んだ。
果たして、猫は無事に見つかるのか?カレシは無事に挨拶できるのか?姪っ子はアニメだけを見続けるのか?叔母は占い師から何を告げられるのか?そして、ふたつの家族の運命は???
殺人も裏切りもどんでん返しもない、日常延長戦上的ライトコメディ。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2022年6月25日 18時00分〜 |
上演時間 | 130分(途中休憩10分含む) |
価格 | 1500円 全席自由 |
チケット購入方法
劇団のホームページからのリンクで予約しました。
当日受付で、現金でお金を支払いました。
客層・客席の様子
男女比は5:5くらい。
様々な年代の方がいましたが、40代upが目立ったように感じました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・コメディ
・会話劇
観た直後のtweet
劇団かに座「マンションレデラ」130分含休10
マンションの隣人とのシチュエーション・コメディっぽい作品。んー、全く手に合いませんでした。会話が不自然すぎるので、集中できないのと。感情とか動機が掴めないのも辛かった。冒頭、休憩後、暗転してるのに客の会話が続く客席ってのも初めて経験した。 pic.twitter.com/sI7uPnDqwH— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) June 25, 2022
満足度
(2/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
ストーリーは、事前に記載の通り。マンションの隣り合う2つの部屋の住人が、逃げ出した猫を探すのをきっかけに、少しずつ近づいて触れ合う物語。どちらかというとコメディタッチで進む、会話劇。
第122回公演との事。老舗の劇団。学生時代から劇団の名前を聞いた事はあったものの、観るのははじめて。ちょっと期待していたものの…率直なところ、あまり面白くなかった。事前のストーリー紹介から、少し軽めな感じのコメディを想像して観に行ったものの、どちらかというと会話劇にの枠に収まっている感覚。
物語に入れなかったのは、全編にわたって、説明っぽい不自然な会話が多い事。脚本の詰めの甘さか、役者さんの探求不足か、、、どちらかというと前者だろうか。そんな会話って、この状況で起こり得るかなぁ…とか、この状況でこんな事言うかな…とかを考え出すと、止まらなくなる。しかも答えが見つからないので、段々と追いかけるのが辛くなってくる。
例えば吉本新喜劇的な、ストーリーは二の次で、笑いを求めるコメディとしてなら、若干ご都合主義な不自然さは気にならなくなるけれど、会話劇の枠の中での演劇だと不自然さは致命的。ストーリーを理解しやすい、という面はあるのかもしれないけれど、私の求めているのとはちょっと違う演劇だった。