<観劇レポート>演劇集団あんちぽっぷ「ここにいます。」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 演劇集団あんちぽっぷ「ここにいます。」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 演劇集団あんちぽっぷ |
回 | あんちぽっぷ実験公演 |
題 | ここにいます。 |
脚本 | 和埖くるり |
演出 | 竹田航 |
日時場所 | 2022/06/29(水)~2022/07/03(日) 阿佐ヶ谷アルシェ(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
和埖くるりを代表とした5人の構成員から成る演劇集団。
暗澹たる世界と一片の光明の世界を行き来する。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
いつまでも、
いつまでも、
そこにある。いつも、
いつも、
みてくれない。
きいてくれない。だれも、
だれも、
ここにいるのに、
ここにあるのに、みえない。
きこえない。
とどかない。ぼくのせかいのちゅうしんは、
ぼくのはずなのに。こんにちは。
ここにいます。
こんばんは。
ここにいます。よろしくおねがいします。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2022年6月30日 18時30分〜 |
上演時間 | 110分(途中休憩なし) |
価格 | 4000円 全席自由 |
チケット購入方法
CoRichのフォームから予約しました。
当日受付で、現金で決済をしました。
客層・客席の様子
男女比は6:4くらい。
男性は様々な年代、女性は若い人が目立ちました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・シリアス
・怪異
観た直後のtweet
演劇集団あんちぽっぷ「ここにいます。」110分休無
劇団初見。口減らしの井戸をめぐる物語。好き嫌いハッキリ割れそう。演劇として空間として洗練されてるし言葉も鋭いも、う〜ん何の話だろう。言語・感覚共にうまく受け取り切れず。最初ホラーかと思うも結局は人間の「拘り」の話だったか?解説欲しい pic.twitter.com/gJUKUr6WFn— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) June 30, 2022
満足度
(3/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
井戸にまつる物語。その井戸は、かつて口減らしの井戸として使われて、呪われて?いる井戸。その井戸に憑りつかれてしまった・・・かのような、大学教授との教え子たちと。井戸について書いている作家と、編集者と。浮浪者のような情報屋と。彼らが井戸に憑りつかれ、井戸に拘る・・・お話。
劇団初見。実験公演との事だけれど…ストーリーを上手く語れない。正直なところ、よく分からなかった。初めて行ったアルシェ阿佐ヶ谷は、割と天井の低い劇場。小じんまりとしている劇場にもかかわらず、空間の創り方、井戸の作り方や魅せ方、演劇としての作りはとてもしっかりしていて、観応えはあったものの、・・・内容は、物語としても、物語を超えた感情の面でも、上手く理解できず。ちょっと当惑してしまった作品。
最初は、憑りつかれる…怨念のような、「貞子」が出てきそうな、ホラー系の作品なのかとな、と思った。実際、井戸にかかわっている人々はどこかおかしくなっていってしまうし、原色系の照明が多用されて、その変になっていく感覚が表現されていたものの。ラストに向けて、井戸の周りにいる死んでしまった霊?が、井戸にこだわる事なんて無かったのに・・・と、少し狂ってしまった人を前に、平然と言ってのける。井戸が、誰にとっても拘ってしまう何か・・・を指していて、その「拘りからの逃れられなさ」を表現しているのかなぁ・・・、とは思ったものの、イマイチ自信がない。やっぱりよく分からない演劇だった。