<観劇レポート>三栄町LIVE×fukui 劇 「うねるペン2022」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 三栄町LIVE「うねるペン2022」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 三栄町LIVE |
回 | 三栄町LIVE×fukui 劇 Vol.12【特別公演】 |
題 | うねるペン2022 |
脚本 | 福井しゅんや(fukui劇) |
演出 | 福井しゅんや(fukui劇) |
日時場所 | 2022/07/19(火)~2022/07/25(月) 新宿スターフィールド(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
記憶を失った謎の男”フィリオス・フレーマホソ”は、目を覚ますと豪華客船「グレネードエクセレント号」の地下室に軟禁されていた!同じように軟禁された国籍も性格もバラバラな 男女たち…呪われた伝説の秘宝「ゴールデンサファイア」を巡る、血で血を洗う聖戦(デスマッチ)が今、幕を開ける…!
↑ というクソ漫画、「消えた十字架~呪われたゴールデンサファイア~」を誰からも頼まれず、一人描く売れようのない漫画家・梅里うね郎。そんなうね郎の前に突然現れたのは、現在釣り雑誌「月刊釣りフィッシング」で編集長を務める別れた元妻・めぐみ。有名漫画家の休載により急遽うね郎に連載を任せることに。
しかしうね郎の漫画に納得できないめぐみは、二人の娘で漫画家志望のまや香を連れてくる。
めぐみとまや香の手により、うね郎が描く血で血を洗うデスマッチ的なバトル漫画が、島で過ごす等身大の若者の恋愛を描いた恋愛リアリティショーへと徐々に描き変えられていくのだった…
過去の観劇
- 2022年05月05日 三栄町LIVE×fukui 劇「まどうペン~さよなら私のいびつな純情~」
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
特に記載がありませんでしたが、三栄町LIVEとfukui劇とのコラボ公演のようです。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2022年7月22日 14時00分〜 |
上演時間 | 110分(途中休憩なし) |
価格 | 4500円 全席自由 |
チケット購入方法
CoRichのページから予約しました。
当日受付で、現金でお金を支払いました。
客層・客席の様子
男女比は6:4くらい。様々な年代の客がいました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・コメディ
観た直後のtweet
三栄町LIVE「うねるペン2022」110分休無
先日観た「まどうペン」は好きだったのですが、期待値上げすぎたかなぁ。「うねる」は手に合いませんでした。漫画の作品世界が溢れてくるお話だけど。2人の漫画家の対比がうまく使えてないのと。全体的にテラハっぽい展開がちょっと単調かな。 pic.twitter.com/OA6hFOrDV1— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) July 22, 2022
満足度
(2/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
ストーリは事前紹介の通り。「クソ漫画」の作者の世界…ファンタジックな世界観と、アシスタントの描く漫画…アリアティショー…要は「テラスハウス」や「あいのり」の世界が入り乱れる。
注目しているfukiu劇の作品。4月に観た、この作品の続編にあたる「まどうペン~さよなら私のいびつな純情~」が面白かった。続編から先に観た形になるが、基本は独立したお話なので、特に支障はなし。今回は、基のお話の再演・・・という事らしい(のをどこかで読んだ)。ただ、事前に「まどうぺん」での期待値を上げ過ぎたか。コメディ作品なのだけれど、単調で、手に合わなかった。
2人の漫画家の描く対照的な世界の中で、世界をスイッチしながら迷い込んでいく感覚が、きっと楽しい・・・のだと思うのだけれど。2つの世界観の対比が、かなりつかみにくい。後半だいぶ時間が経った後に「あ、これは2人の漫画家の違う世界が混在しているのか…」と気がつく。「まどうペン」の時も同じような構図だったから、すぐに気がつくはずなのだけれど、演出的に弱いのが原因か。
後半の大部分を占めている、テラハ的な世界・・・二人組にシチュエーションになっちゃあ、恋バナが展開されるのだが、何だかちょっと単調。前作「まどうぺん」では、このあたりが、学園コメディにからめて、ナンセンスでかなり面白かったのに。物語、どうしちゃったんだろう・・・というのが正直な感覚。
どうしても「まどうぺん」との比較になってしまうけれど。あの、軽やかな展開の楽しいコメディはどこに行ってしまったのだろう…と、小首をかしげる観劇だった。