<観劇レポート>劇団武蔵野ハンバーグ「わいわい新型レ◯サス試乗会in四条河原町」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 劇団武蔵野ハンバーグ「わいわい新型レ◯サス試乗会in四条河原町」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 劇団武蔵野ハンバーグ |
回 | 劇団武蔵野ハンバーグ 第7回演劇公演 |
題 | わいわい新型レ◯サス試乗会in四条河原町 |
脚本 | 高橋一八 |
演出 | 高橋一八 |
日時場所 | 2022/11/25(金)~2022/11/27(日) OFFOFFシアター(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
武蔵野HAMBURGとは
演劇おけるインテリジェンス部分を、マグロの中オチを取る要領でキレイにこそぎ落とし、観劇後は最寄りのすたみな太郎にダイレクトインしたくなるようなお話しを頼まれもしないのに上演する劇団です。毎公演、メンバーを募ってやってます。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
「隣のババアはレ◯サスなの!レ◯サスLS500、ラグジュアリーセダンなの!」
そう言い残して母はUberの配達に戻っていきました。
配達軒数稼ぎたい気持ちを堪えてまでぼくに何を伝えたかったのか。
わからない。
ああわからない。
もうわからなすぎて眠い。
プール入った日の晩くらい眠い。
だからお願い。
5分寝かして。
絶対一回で起きるから。
絶対二度寝しないって誓うから。。。
そう言った尻から二度寝三度寝をキメる全ての人に贈る快眠推奨型ナンセンスコメディ、爆誕!!!
*残念ながら本公演は演劇公演です。会場でのテンピュールの販売はございませんし、レ◯サスも売っておりません。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2022年11月25日 19時00分〜 |
上演時間 | 95分(途中休憩なし) |
価格 | 2500円 全席自由 |
チケット購入方法
劇団ホームページからのリンクで予約しました。
当日受付で、現金でお金を支払いました。
客層・客席の様子
男女比は5:5くらい。様々な年代層の客がいました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・コメディ
・笑える
・シュール
観た直後のtweet
武蔵野ハンバーグ「わいわい新型レ◯サス試乗会in四条河原町」95分休無
団体初見。元ネタはちょっと古めな分かり易いけどシュールなコメディ。元ネタの古さとは別な、すごく懐かしい’80テイスト。やりたい放題とはちと違う。観る人を選ぶかなぁ。私的にはアホで楽しかった。他の感想求む、なオススメ。 pic.twitter.com/Wgni3CgAaE— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) November 25, 2022
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
コメディ作品。母親にオナニー現場を目撃されたら、隣の娘がゲームを宣言(イカゲーム?のパロディだっけ?)。彼女を追いかけるも、実はその娘はレクサスだった。原田知世が登場し、浜田省吾の曲を流して、何となく感動する雰囲気を装いながら、レクサスを追いかけて、でもみんな乗り切れなくて。そんな、書いててよく分からないストーリーな、シュールな展開を、ハイスピードな展開と熱量で描くコメディ。
コメディ一直線な作品と、キャラメルボックスには、毎度これといって感想が出て来ない私。今回の作品、テンポも良くて、演劇としてはしっかりと組み立てられていて、シュールな世界観に、クスクス笑いながら、安心して観て笑っていられた。元ネタが若干古いのか、客席が、全てのネタを拾い切れてない感覚。会場の受けは、ややうけ、といった感じで、一体感には乏しい(よく遭遇する事だけれど、私一人笑ってる、というケースが多数)。設定がシュールなので、観る人を選ぶコメディ・・・もう少し演劇コアなファン層に受ける作品な気もするが、客席の雰囲気からすると、作品が刺さりそうな客層になっていないような感覚を受ける。私の観た金曜ソワレが初日だけれど、土曜日、日曜日だともう少し客席の雰囲気が違うのかなぁ、なんて事を想像する。
似てるコメディの作品を考えるのだけれど、どうにも思い浮かばない。ただ、不思議と'80年代っぽさを感じる作品。最初はパロディの元ネタが古いからかの'80かな…と思ったのだけれど、そういう単純な話でもないように思う。80年代の、陽気でハイテンションなコメディ作品…って感覚なのだけれど、具体的に名前を出して「こんな感じ」と言えないもどかしさ。シュールな設定だけれど、「分かり難さの面白さ」という感覚とは無縁。90年代の「シティボーイズ」みたいな、もう少し洗練されたシュールさとは、対極にある気もする。面白かったけれど、どう捉えたらいいのかなぁ、なんて事を考える。劇団の紹介の通り「すたみな太郎」には寄らなかったけれど、帰り道、地元の安い居酒屋で、そんなよく分からないフワフワした事を考えながら、作品を振り返る夜になった。