劇団ハーベスト「肉体改造クラブ・女子高生版」

【ネタバレ分離】
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どもっ\(´▽`*)。てっくぱぱです。昨日観た芝居の感想です。


公演前情報

公演・観劇データ

第29回 下北沢演劇祭参加作品
劇団ハーベスト
「肉体改造クラブ・女子高生版」
脚本 古城十忍
演出 中村公平×劇団ハーベスト
2019/02/18 (月) ~ 2019/02/24 (日) 小劇場B1

観劇した日時2019年2月18日 19時30分〜
価格4000円 全席自由(事前にネット予約、コンビニ決済優先入場)
上演時間110分(途中休憩なし)
Corich満足度★★★☆☆(3/5点満点)

客席の様子・観劇初心者の方へ

関係者っぽい人以外は95%男性です。
私はよく分からないのですが…アイドルの登竜門的な劇団なのでしょうか。
初心者にも優しい舞台ですが、女性一人は、ハードル高いかもしれません。

劇団ハーベスト?

劇団ホームページに、劇団紹介が見当たりません。ですが、2012年から公演を続けている劇団のようです。女性中心の劇団ですね。
チラシをあちこちで見かけてインパクトがあったのと、古城十忍作品だということ、如月小春の「DOLL」を演って話題を得たとの事で、興味を持ちました。古城十忍のこの戯曲は、読んだことがありません。

事前に分かるストーリーは?

ストーリーについても、説明はありませんでした。古城十忍作品ですので、大ハズレはないかとは思いました。

ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

3話オムニバス。

1話目「ダイエッター『セリナ』」
中学時代「デブ」で、その後痩せたのに、拒食症になってしまった女の子の物語。

2話目「ピアッシング『美咲』」
不遇な親に生まれた2人(4人)の物語。

3話目「ギャルゲー『さやか』」
ギャルゲーと、現実とが区別がつかなくなってしまった物語。

これまで古城十忍の作品を、古城以外の演出で多数回、観てきた。脚本の妙に「唸る」ことが多く、ナマで古城作品・古城演出で観たいと、思ってきた。実際、昨年12月に、実際その夢は叶ったのだが・・・今回の作品は、残念なが「物語」が頭に入ってこなかった。私にとって、何作か知ってる古城作品では、初めてのことだ。

様々な状況にある女子高生の、心の不安定さを描いているのだとは思うのだが、しっくりこないというかなんというか。頭に入って来なかった理由。いろいろあるとは思うが。

1つ目に、やはり役者さんの技量面。「物語」が理解できないというのは、感情移入のポイントが薄い、という事だと思う。芝居中、舞台に陶酔させてくれるような瞬間は、残念ながら私には訪れなかった。感情がつながっていないというか、唐突な印象を何度も受けた。

2つ目に、脚本がわかりにくいのか? 実際に原作を読んだわけではないが、2003年出版の脚本故か、いろいろと古くなっている所が、なぜか鼻につく。思春期の不安定さって、割と普遍的なテーマだと思うのだけども。

3つ目に、演出。古城作品でよく見る素早い場転は、回転舞台と照明で巧みにこなしているものの、舞台全体にオブジェっぽく役者を配置するとか、何だろうか「懐かしい」スタイルの演出の数々に出会った気がした。

4つ目に、私自身の感性がついて行ってないのかも、という認識。どうにもこうにも、「お話」よりも、若い女性の「元気さ」を楽しむ舞台になってしまった。

印象に残った役者さんは、門脇咲季。あの座組で「デブ」って言われる中で心を開き続けるの、辛くないかなぁと思って観てしまった。終演後調べたら、ぽっちゃり女性向けの雑誌モデルなんかもされてる方。おでこが広くて、後半のエピソードの脇役でも特徴的。また、どこかの舞台で観たいな、と思った。

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チラシの裏
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舞台