<観劇レポート>東宝「SHINE SHOW!」
【ネタバレ分離】 東宝「SHINE SHOW!」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 東宝 |
題 | SHINE SHOW! |
脚本 | 冨坂 友 (アガリスクエンターテイメント) |
演出 | 山田和也 |
日時場所 | 2023/08/18(金)~2023/09/04(月) シアタークリエ(東京都) |
団体の紹介
ホームページにはこんな紹介があります。
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過去の観劇
- 2023年11月05日 東宝「のだめカンタービレ」
- 2021年03月13日 東宝「ウェイトレス」
- 2019年11月05日 観劇・感想レポート/「ビッグ・フィッシュ」2019年東宝ミュージカル“12 chairs version”
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
INTRODUCTION
イントロダクション
舞台は、とある複合オフィスビル内の会社の社員が、歌唱力を競う夏のカラオケ大会。様々な想いを抱える“サラリーマン出場者”と、その舞台裏で数々のトラブルに見舞われながらもショーマストゴーオンの精神で乗り切ろうとする運営スタッフの物語です。脚本は、東京サンシャインボーイズの傑作『12人の優しい日本人』を2020年のコロナ禍でZoomを通して読み合わせる「12人の優しい日本人を読む会」で演出を手掛けた冨坂友。この度、東京サンシャインボーイズにて数々の作品を演出してきた山田和也によりシアタークリエにて上演いたします。
日々仕事で苦しみ、理不尽な人間関係で悩み、時には涙し喜びに歓喜する、そんな働く者たちのドラマと、最後に迎えるとんでもなく華やかな舞台とバックステージのドラマとを交錯させながら、感動のステージをお届けします。人生を少しだけ変える勇気と、明日への活力をもらえること間違いなし!誰もが耳にしたことのある数々のナンバーが舞台を彩ります!
STORY
ストーリー
真夏の夕暮れ時。オフィス街の一角にある複合オフィスビルの中庭に豪華な野外ステージが建てられ、派手な照明と爆音の中、音楽ライブが行われている。但し、ただのライブではない。このビルにオフィスを構える様々なジャンルの会社員が参加し、歌唱力を競う夏のカラオケ大会なのだ。86組による予選大会を勝ち抜いた23組の出場者のなかから、本日チャンピオンが決まる――。一方、その裏では様々なトラブルが発生していて……
この作品はフィクションです。登場する人物、団体、組織、社名などは全て架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2023年08月18日 18時00分〜 |
上演時間 | 170分(途中休憩25分を含む) |
価格 | 11000円 全席指定 |
観た直後のtweet
東宝「SHINE SHOW!」170分含休25
初日。カテコトリプル・総スタオベ。アガリスクの初演?も観てて作品二度目。冨坂友の脚本を山田和也が演出。こんなに幸福な初日は久しぶり。女性多めのクリエの客層にもバッチリ刺さって即スタオベ。ファンとしてこんなに幸福な夜はない。不思議な涙。超オススメ!! pic.twitter.com/srHAacRSGk— てっくぱぱ@観劇垢/3 (@from_techpapa) August 18, 2023
満足度
(5/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
アガリスクエンターテイメントの「SHIN SHOW!」、2022年9月に初演さていて、そちらも観ている。元々この作品は、東宝と組んで大劇場に持ち込む想定で書かれた脚本だった、というのをどこかで読んだ気がする。そんな経緯があるので、事前にお話は知っている。アガリスク版も好評だった。
そんな事もあり、小劇場のアガリスクのファンとは違う所に持ち込んだら、どんな反応なのか観たくて初日に観劇したが・・・トリプルカーテンコールで自然に客席が総立ち。割と後ろの方の席だったので、ぞわぞわっと、躊躇なく素早く立ち上がる様が後ろから見える。主演に元・宝塚宙組のトップスター、朝夏まなとを迎えてのステージ。客席も90%以上女性で、アガリスクとは全然客層が違うのだけれど。クリエに集まった客層にもしっかりと刺さった。コメディとしての冨坂友の脚本はやっぱり抜群、というのは敢えて言う事ではないのだけれど、アガリスクのファンとして、小劇場のファンとして、こんなに幸せなタイミングに立ち会えたことは幸運でしかない。
物語は、初演大きな変更はなかったと思う(ラップバトルの相手は、確か初演は父親、という設定ではなかった気がするが)。朝夏まなとは、歌が音痴な設定で長渕剛を歌うのがたまらないのと。アガリスクの面々、特に前田友里子と淺越岳人の切れ味が鋭い。カラオケで熱唱する部分はミュージカルスターに、コメディのディティールを重ねる部分は、アガリスクの面々が担っている。そんな光景に思わずニンマリ。幸せな幸せな瞬間を味わった。