忙しい仕事のスキマに、ロンドンでミュージカルのチケットをゲットして、観る方法 (How to watch Musical during busy trip in London.)
ロンドン出張の仕事の合間に、ミュージカルを観た時のチケット獲得方法の記録です。
2019年4月上旬の経験を基に書きました。
もくじ
こんな人向けの記事です
先日、会社の出張でロンドンに行ってきました。
仕事の都合で、宿泊したのがロンドンの外れ。
ロンドン市内中心部まで、地下鉄その他で1時間程度かかる場所だったので、直接劇場でチケットを買うのが難しい状況でした。
また、仕事が終わる時間が微妙だったりで、事前にチケットを取っておく、というのが少し厳しい状況。チケット買ったのに、イギリスの長話オジサンに捕まって、観に行けなかったら悲しいし…。
こんな、ちょっと忙しくロンドンを訪問している貴方に。
チケットの入手について、自分の経験を書いておきます。
ちなみに、公演レポートはこちら。
London Theatre Directとは?
私がチケット購入に利用したのは、London Theatre Directです。
他にも代理店はあるようなのですが、ここのサイトが一番分かり易かったです。英語版しかありませんが、基本的な英語が理解できれば、それ程苦労せずに使えると思います。
London Theatre Tickets – London Shows | London Theatre Direct
予約の方法は、こちらのサイトが詳しいです。引用して、説明は手抜きさせてもらいます。笑
ロンドンミュージカルチケット チケットのオンライン予約の手順
ここがイイね。London Theatre Direct
London Theatre Directの「イイね」ポイントを挙げてみます。
公演が豊富
結構な数の公演をカバーしています。
「ミュージカル」「(ストレート)プレイ」「オペラ」「ダンス」から「Off West-End」まで。「ディスカウントチケット」「直前」なんかもあり、直前に安く出ているチケットなんかもありますね。
席を指定して予約できる
劇場全体の座席図をみながら、座席指定できます。例えば私が観たWickedの公演なら、こんな感じ。
席種、チケット金額を絞りながら、具体的に座席指定できます。これはなかなかイイ。演目によるとは思いますが、当日の予約でも、3列目の通路寄りの席を取れた事がありました。
予約は開演30分前まで
いろんな演目を眺めていたのですが、私がチェックしていた演目は全て、30分前までネットで予約可能でした。30分前まで座席指定可能って、凄いなぁ。
公演当日になると安くなる
London Theatre Directでの予約は、公演当日になると、料金が安くなる演目が多くありました。大体£10程度、一気に値下がりします。席に余裕のある公演の場合には、当日に予約するのが結構お勧めかも。
もちろん、演目によっては値段が下がらないチケットもあると思います。加えて、当日は、結構席が素早く埋まっていきますので注意。私は、迷っているうちに最前列を逃しましたね。
当日、劇場でチケットを受け取れる
「BOX OFFICE COLLECTION」で購入しておけば、劇場にくっついているチケット売り場でチケットを受け取れます。印刷も不要です。
基本は「予約番号」と「氏名」を伝えれば、受け取れます。もしかしたら身分証明を求められたら嫌なので、念のためパスポートは携帯の事。
あるいは、予約が完了するとメールが届くので、その画面を持っておいて、スマホごと、BOXのお姉さんに渡すのが分かり易いです。イギリス内でインターネットに接続していない人は、ホテルのWi-Fiなどに繋いでいるときに、画面ショットなどを取るのを忘れずに。
受取の際に、ほぼ毎回「sirname」を聞かれます。名字ですね。日本人の名字は、イギリスの人にとって聞き取りにくいので、やり取りに時間がかかる場合があります。(単純に、受付の人も聞き取れていなくて、戸惑っている)。
紙に書いて渡してあげるか、スペルを1文字ずつ伝えるとスムーズに行きました。(スズキ、だったら、「S」「U」「S」・・・みたいに)。
開演前にチケットを受け取るので、受付も列が長かったり、結構バタバタしているので、このあたりは覚えておくと安心かも。
ここがイマイチ。London Theatre Direct
割と便利な、London Thertre Directですが、残念ポイントを挙げてみます。
Booking Feeがかかる
Googleで検索する限り、チケット代理店はいくつか種類があるようですが、基本的にはチケット予約には、どこで予約してもFeeがかかります。もちろん、London Theatre Directも、Booking Feeがかかります。
これは通常のチケットの場合、チケット代金に含まれています。つまり普通に買うと、Feeには気が付きません。
劇場でチケットを受け取ると、チケット原価が書かれているので、どの程度取られているか、分かるんですよね。チケット原価と、Booking Feeの一覧はこんな感じでした。
演目 | London Thertre Direct価格 | 劇場価格 | Fee |
---|---|---|---|
Wicked #1 | £87 | £72 | £15 |
Wicked #2 | £87 | £72 | £15 |
Mamma mia! | £33.0 | £27.5 | £5.5 |
Waitress | £42 | £35 | £7 |
15ポントは馬鹿にならないですね…。
Booking Feeが無料、という演目もあります。主催者側がFeeを持っているんでしょうね。
JCBは利用できない
まあ、ヨーロッパではありがちですが、London Thertre Directは、JCBは利用できません。利用可能カードに、JCBのマークが書いてあったりしますが、カード番号を入れると「使えません」となります。VISAかMastreを利用しましょう。あとは、VISAでも、デビットカードはダメな場合もあるようなので注意です。
カード会社に登録したパスワードが必要なことあり
カード認証時に、「3-Dセキュア」の認証が求められます。クレジットカードの、利用明細参照とかで登録しているパスワードを求められますので、注意が必要。
異国の地でパスワード分からないので、チケット買えない・・・は悲しすぎるので注意です。
「3-Dセキュア」については、例えば私の使っているVISAカードだと、こんな説明がありますね。
認証サービスのご案内|クレジットカードはUCカード
他の買い方
もちろん、時間があるなら、チケットを安く手に入れる方法は他にもあります。
TKTS
チケットを安く売っている場所は、レクター・スクエアにあるTKTSなんかが有名ですね。
ここだと、半額とかでチケットが手に入ることもあるようなので、時間に余裕があるならここで入手するのもアリです。
TKTS London | Last minute and discount theatre tickets
TimeOut
これは、帰国してから知ったのですが・・・。
「TimeOut」っていうサイトが、London Theatre Directと似たような仕組みで、かなりチケット代金が安いようなんですよね。こちらを利用するのもアリ。
ただ、ちょっとサイトが使いにくい面があるかな。
Time Out London - Events, Attractions & What's on in London
劇場で直接買う
もちろん、劇場のBOX OFFICEで直接買うっていう方法もあります。
3度目のWickedは、出張での仕事も完了して、宿泊先もロンドンに移動。時間に余裕があったので、劇場のBOXで直接購入しました。劇場で買う前に、London Thertre Directをみてみると、8ポンド程高く売っていました。
劇場で買うときの注意点は、明日以降の公演のチケットをBOX OFFICEで買うときは、営業時間が限られている点。
例えばWickedの場合は、劇場ホームページに以下の記載がありますね。
Book Tickets | Wicked The Musical
18時以降と、マチネの13:00~14:45は、当日券以外のチケットは入手できません。昼間仕事している身としては、この営業時間だと、「夜に明日観に行く芝居の劇場に立ち寄って、チケット買っていく」…っていうのが、出来ないんですよね。
ま、逆に当日券なら買えます。
それと、日曜日は、公演も休演。BOXも完全休業日なので、お忘れなく。
ホテルで買う
ホテルで、大抵の場合代理でチケットを手配してくれるようです。私は使っていませんが…席を指定できずに、何だかものすごく高いBooking Feeを取られそうなイメージです。どうしてもほかに方法がない、というときは、聞いてみるのもアリです。
London Thertre Directの賢い使い方
以上のような特徴を持つ、London Thertre Direct。こんな使い方が賢いんじゃないかと思います。
売れ行きチェックして、当日に安くなったイイ席を買う
チケットの売れ筋をちょこちょこ横目で見つつ、当日にいい席を押さえる、っていうのが割とお勧めな使い方。当日でもかなりいい席が空いていたりします。
今回の私のように、観劇が直前まで決めれない場合でも、決まった時点で予約してしまえばOK。インターネットがつながれば、移動中に予約できますね。
私は、劇場に向かうバスの中で予約していました。(日本と違い、地下鉄の中は携帯電話の電波が入らないところも多いので、注意。)
売れ行きチェックに使い、チケットは劇場で直接買う
あくまでLondon Thertre Directは「空席の確認」に利用して、最終的に買うのは、劇場のBOXで、という方法です。
座席表で空席が確認できますので、劇場全体の席をみながら、どのくらい空いているのか・空いていないのか、の確認にも使えます。売れ行きのリサーチにはもってこいです。ここで空き状況を確認して、直接劇場に向かって、BOX OFFICEで買えば、Booking Feeも節約できます。もし席が埋まりそうなら、すぐにLondon Thertre Directで予約してしまえば、チャンスを逃さずに済みます。
前にも書きましたが、明日以降の公演のチケットをBOX OFFICEで買うときは、営業時間が限られていたりするので注意が必要です。