<観劇レポート>劇団四季「パリのアメリカ人」
【ネタバレ分離】
観た芝居の感想です。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
団体名 | 劇団四季 |
題 | パリのアメリカ人 |
脚本 | クレイグ・ルーカス |
演出 | クリストファー・ウィールドン |
日時場所 | 2019/03/19(火)~2019/08/11(日) 神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県) |
劇団四季?
劇団ホームページに、四季についてせつめいがあります。
言わずと知れた、日本最大の劇団かと思います。
劇団四季とは | 会社概要 | 劇団四季
事前に分かるストーリーは?
劇団ホームページには、こんな記載がありました。
一人の女性に恋をした、三人の男たち。
夢を追いかける若者の、ひたむきな人生の輝き。第二次世界大戦直後のパリ。
アメリカの退役軍人ジェリーは、友人である作曲家のアダム、フランス人資産家の息子でショーマンに憧れているアンリとともに、暗い時代に別れを告げ、パリで画家としての新たな人生を歩もうと夢見ていた。
ある日、戦後の混乱が収まりきらない街中で、ジェリーは一人の女性、リズに出会い、一目で恋に落ちる。後日、アダムに連れられてスケッチのために訪れたバレエスタジオで、ジェリーはリズと再会。オーディションでの彼女のダンスはその場の全員を魅了し、アダムもまた、彼女に恋してしまう。しかし、彼らには知る由もなかったが、リズはすでに彼らの友人アンリと婚約していた。
図らずも、三人の男たち全員が一人の女性を同時に愛してしまうことに。そしてリズもまた、苦悩の中にあった。ナチス占領下のパリでアンリの一家に匿われた過去を持つリズは、アンリへの恩義と、自由な世界へ自分を連れ出そうとするジェリーに惹かれる気持ちの間で、激しく揺れ動く。求められていることをすべきなのか、心の声に従うべきなのか――。
新しい時代の息吹に輝くパリの街で、複雑に絡み合う若者たちの運命。悩み、衝突しながらも、ひたむきに夢を掴もうとする彼らの恋と友情の行方は……。
観劇のきっかけ
久々の劇団四季ミュージカル観劇。見たことのないミュージカルを求めての観劇です。
ネタバレしない程度の情報
上演時間・チケット価格・満足度
観劇した日時 | 2019年6月15日 13時00分〜 |
価格 | 3240円 C席全席指定 |
上演時間 | 175分(80分-休憩20分-75分) |
個人的な満足度 CoRichに投稿 | ★★★☆☆(3/5点満点) |
客席の様子
女性が中心ですかね。男性も、女性に連れられてきた客が多かった気がします。
今回は安い3階席でしたが、修学旅行か何かの団体の学生さんが(おそらく中学生)が、多くいました。学年単位での観劇でしょうか。四季ではよく見かける光景です。
観劇初心者の方へ
観劇初心者にもお勧めできる舞台です。
観た直後のtweet
劇団四季「パリのアメリカ人」観劇だん。175分、休20含。
ダンスと衣装はいいな。観てて飽きない。
でも、ストーリーは蜂蜜漬けの砂糖のようで、全く興味惹かれず。ちと退屈だったのでいろいろ考えてたら「小さな中国のお針子」って映画を思い出した。感想の男女差が激しそう。— てっくぱぱ (@from_techpapa) 2019年6月15日
感想(ネタバレあり)
四季のミュージカルはそこそこ観ているつもりなので、新しい演目にに期待しつつの観劇でしたが…残念ながら私の好みのテイストには全く合わず。
第二次世界大戦後のパリ、という設定ですが、この部分に全くリアリティを感じず。プロジェクションマッピングでそれらしい舞台背景は作られているのですが、逆にプロジェクションマッピングがチープな感を煽っている。基本はラブ・ストーリな訳ですが、どうも第二次世界大戦後のパリ、という設定とそれ程関係なく、またダンスのシーンが非常に多いこともあり、物語の紡ぎ方が雑で、感情移入が全くできない3時間でした。音楽に関しても、それ程印象に残る曲もなく・・・もちろん「アイ・ガット・リズム」はいい曲だけれど、観ながら、エセル・マーマンとジュディ・ガーランドとか、往年のシンガーが、脳内で歌いだしてしまうので・・・ああ、ダメだという感じ。この曲に関しては、サビだけでも英語にしないと・・・やはり力が弱いなぁ。
物語のモチーフに、バレエが登場することもあり、ダンスのシーンが非常に魅力的。このダンスを楽しんでいる分には、とても楽しめる時間。加えて、衣装に関しても、時代考証はともかく、次から次へといろいろといろいろなものが登場するのでこの点でも見ていて飽きません。ただ、そもそも物語が陳腐だと駄目な私にとっては不向きでした。
「パリのアメリカ人」というミュージカル、全く先入観、事前知識は入れずに観に言ったのだけれども。どうもジーン・ケリーの「雨に唄えば」っぽいなぁと思って観ていたら、元々はジーン・ケリー主演のミュージカル映画との事。こちらは、現代ミュージカル映画の傑作として、「雨に唄えば」と共に語り継がれているらしいので、見てみようかな。ただ、舞台観ているときに、ジーン・ケリーっぽいって思ってしまうのは、うーん、何だかなぁと思ってしまう。
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