<観劇レポート>good morning N°5 「ただやるだけ」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 good morning N°5「ただやるだけ」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | good morning N°5 |
回 | ~祝・結成13周年記念公演!!~ |
題 | ただやるだけ |
脚本 | 澤田育子 |
演出 | 澤田育子 |
日時場所 | 2020/11/19(木)~2020/12/13(日) シアター711(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
2008年!『面白いことがやりたい、というか、面白いことしかやりたくないッ!!』という純粋かつ正直な思いを新装開店させ、ミュージシャン的発想で新ユニット“good morning N˚5”を結成! 「ヤりたい時にヤれる」という都合のイイ女的軽快さを貫く為、今回は敢えて2人きりというミニマムなメンバーに限定。ちなみにユニット名の由来は、業界において最も重要且つポピュラーな御挨拶「おはようございます!!!」つまり“good morning”+世代を超えて世界で一番愛される女性的香りの代名詞、シャネルの“N˚5”。
多少汚れた部分も諸々持ち合わせる女2人で、演劇というカテゴリーの中で、ノンジャンルで挑んでいく所存でございます。敢えて言うならば、ちょっと性格の悪いヨソジオンナのコソコソパーティ。
事前に分かるストーリーは?
ストーリーの記載は見つけられませんでした。
観劇のきっかけ
チラシが気になったのと、前回のチラシも気になっていたのに観に行けなかったので、今回チャレンジしました。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2020年11月20日 19時00分〜 |
上演時間 | 100分(途中休憩なし) |
価格 | 4500円 全席自由 |
チケット購入方法
劇団ホームページからのリンクで、予約をしました。
当日、現金で代金を支払いました。
客層・客席の様子
男女比は5:5くらい。
若い女性と、40代upの男性が目立ちました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居ですが、ちょっと刺激が強い面もあるかも。
・笑える
・にぎやか
・ショー
・コメディ
・ハッピー
・ちょっとエロい
観た直後のtweet
good morning N°5 「ただやるだけ」100分休無
“意味ありげ”な言葉のマシンガン連射と笑と下品だけど洗練されたパフォーマンス。物語は全く分からなかったけど(多分ない?)。細かいこと忘れて脳内スッキリさせてくれて、100分楽しんだ。観る人選ぶかも。昭和の雰囲気も感じ。下北沢町興し企画いいな。 pic.twitter.com/HytgJYJ2eI— てっくぱぱ (@from_techpapa) November 20, 2020
映像化の情報
映像配信回があります。またクラウドファンディングのリターンとして、DVD化の予定もあるようです。
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
初見の劇団。歌あり、踊りあり、舞台天井から砂が降って砂漠が出来たり(シアター711で!)、蛙のぬいぐるみが天井が出てきたり。衣装もきわどいのが多い。エンターテイメント性が高いけれど、内容はちょっとエッチでちょっと下品。だけれども、演劇としてはとても洗練されている。ハイテンション、沸騰しそうな熱量で進む100分芝居。
ストーリーは、正直よく分からなかった。どちらかというと、短編集というか、ショートコントが連なっているイメージが近い。客入れ時間に役者さんが「出し物」と表現していたので、短編集、ショートコントの連発のとらえ方で正しいのかもしれない。よく理解は出来なかったけれど、全体を通したテーマもありそうな雰囲気。ただ、そんなのを理解しなくても、ノリで十分楽しめる不思議な空間。
1人の役者さんが、長ゼリフののようにしゃべる場面が多い。どことなく唐十郎作品を思わせるも、セリフの意味は、唐作品と違って、とても意味は掴みやすい。内容に笑いつつも、いつしか笑えなくなる。劇中の言葉を借りるなら「意味ありげ」。鋭い台詞が多くて、言葉の中に見いだした意味に、何度も「ハッ」とさせられる。語り手の人生観が、2段3段深い感覚。お!その言葉は・・・と一瞬思うのだけれど、気が付くと下品なシーンや笑いのシーンに突入しているので、何の話だかすぐ忘れてしまう。ちょっと古めのパロディも満載で、クスクス笑う。
好きだったエピソードが。「コールセンターの電話を待たさせる時の音楽が、実は意味深過ぎる」という会話。「西島珈琲店の奥さんがノーパンで接客させられるドキドキ感」の話。「選挙に立候補した女性候補がプロントを選挙事務所にする」話。「キッスしてはいけない水泳部」の話。。。。インパクトが激しくて、断片的にしか覚えていないのがちょっと悔しい。観終わったあとは、便秘解消な脳天スッキリ感覚。妙な爽快感と共に、下北沢の町を歩いて帰る。
脈絡がある訳ではないし、下品でもあるので、観る人を選ぶ演劇だとは思うものの。世界にどっぷりハマると、癖になって抜け出せなくなりそうでもある。ちょっと変わった、魅力的な、演劇だった。
開演冒頭3分間。「下北沢町興し企画」として、下北沢の居酒屋の紹介映像が流れる。聞き違いでなければ、毎日紹介する店は変わるとの事。この日は、本多劇場前のビルにある「燗味処Kanmidokoro」の紹介。日本酒のカンが旨い居酒屋さんらしく、一度行ってみたくなった。半券で割引もあり。この紹介企画、面白いな。下北沢って、芝居は観に行くんだけれど、飲むのは敷居が高いんだよなぁ。毎日違う店を紹介するなら、ビデオをYouTubeで公開してほしい。
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