<観劇レポート>北口改札「みてみぬふり」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、北口改札 「みてみぬふり」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 北口改札 |
回 | 第1回公演 |
題 | みてみぬふり |
脚本 | 坪井俊樹(劇団スクランブル) |
演出 | 坪井俊樹(劇団スクランブル) |
日時場所 | 2020/12/04(金)~2020/12/06(日) スタジオ空洞(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
役者:市原一平と音響:鷹取こうへいがだいたい10年くらい前に立ち上げた劇団。鈴果・西田好美を劇団員に迎え、固定概念に囚われず色々な事をやっていきます。
北口改札
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
変わったり変わらなかったり、変わったとしてもそれほど変わらなかったり、変えたと思っても変わってなかったり。突然色々な事が変わったり…。
今の世の中、どんな状況でどんな事をすればいいのか分かりません。
そこに男女のあれやこれやが入ってくると、それはもうほんとにワケガワカリマセン。
「なんでこうなるの?」
「誰もわるくない」
観劇のきっかけ
Twitterで流れてきて、タイトルと劇団名が気になったから、の観劇です。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2020年12月4日 19時30分〜 |
上演時間 | 75分(途中休憩なし) |
価格 | 2500円 全席自由 |
チケット購入方法
劇団ホームページから、予約しました。
当日名前を告げて、現金でお金を支払いました。
客層・客席の様子
男女比は6:4くらい。20-30代位の若い年齢層が多かったように思います。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・コメディ
・恋愛
・会話劇
観た直後のtweet
北口改札「みてみぬふり」75分休無
荒削りな部分あるも面白かった!恋愛モノ。バネを縮めて縮めて、最後にぴょん2はねる感覚。
ふと学生時代に同じような状況で仲裁に入った事思い出した。ま私は仲裁だからひとりだったけど。泣
もう10分短いと集中力もつな。
旗揚げ?2ステ目を観た罪深さ。オススメ! pic.twitter.com/gZgFZ42vxp— てっくぱぱ (@from_techpapa) December 4, 2020
映像化の情報
情報はありません。
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
1人の男を2人の女が取りあうラブコメ。スマホを使ったコミュニケーションを描きながら、最後に修羅場を展開させる。シンプルな構成、独特のまったりしたテンポがある作品。
男が一人の女を口説き同棲するが、後半でもう一人の女に乗り換える。描き方は面白いも、2度同じような展開がなされるので、ちょっと退屈感があり。このまま、なんとなくなし崩しに終わってしまう芝居なのかな、と、ぼんやりと思っていたら。
ラストに向けての女同士の修羅場の展開。それを受け取る男の、スッとぼけ方、が面白い。思わずクククと笑ってしまう感覚。男が「両手に華でいいじゃないか」と終わる。いやいや全然良くないだろとツッコミつつ(笑)、終演。最後の10分間でしこたま笑ってしまったので、前半のちょっと退屈だった展開は、このための前振りだったのかな、と思い直す。妙に体が軽くなって、帰路についた。
物語の深さと言う意味では、ショートストーリー的、と捉えたほうが妥当かもしれない。前振りの部分の退屈感がもう少しコンパクトにまとまって、冒頭から笑いを前面に出すようにしていけば、もっと素直に観やすかったかな、などと思った。
ふと、学生時代、こんな3人の仲裁をしたことを思い出す。まあ、登場人物それぞれには、1人ないし2人の相手がいるのに(その数でもめる訳だけれど)、仲裁している私は、相手いねーよ、と思ったほろ苦い思い出がよみがえった。
第一回公演?旗揚げ公演?の2ステ目、公演的には鬼門なところを拝見できて幸い。