<観劇レポート>MICOSHI COMPLEX「人生最高の日」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 MICOSHI COMPLEX「人生最高の日」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | MICOSHI COMPLEX |
回 | 第六回公演 |
題 | 人生最高の日 |
脚本 | 早川 貴久、岡田 寛司、 IttA |
演出 | 早川 貴久 |
日時場所 | 2021/10/27(水)~2021/10/31(日) OFFOFFシアター(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
2014年 4月、主宰の早川貴久が、 岡田寛司、小玉康貴、伊藤彩奈、
舘岡動物園と共に結成した、主に演劇をするための団体。他の目標としてはボードゲームを作ることがある。
常に自分達が面白いと思うことを第一に、
観客に媚びない作品創りに励みながらも
観客の顔色を伺い続ける天邪鬼劇団。その作品は、毎回社会的テーマを含みつつ、
その問題性を面白おかしく、時にはひねくれた角度から
描いていくシニカルでブラックなコメディ。異化やスベり芸、独特の間を駆使した演出は、 台詞、音響、照明、
どれをとっても一度ずれるとなかなか取り返しがつかず、
「博打みたいな芝居」と評される。様々なレパートリー創出のため毎公演趣向を変えているつもりだが、
異化や笑いに対する並々ならぬこだわりは変わらない。思いの外、社会派劇団。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
小さい頃から、人生最高の日を過ごすとループしてしまう体質をもった大安めぐる。
想いを寄せる男性、先勝かけると共に、2人が応援しているアイドルのバスツアーに参加する。
バスツアーによって2人の距離は縮まり、めぐるはかけるに告白される。
人生最高の日を過ごしためぐるは、ループしないために、
今日という日にマイナスを加えるのだが・・・。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2021年10月28日 19時00分〜 |
上演時間 | 125分(途中休憩なし) |
価格 | 3500円 全席指定 |
チケット購入方法
CoRichの公演ページから、予約しました。
予約時、前方か後方かの列指定が出来ました。
当日、現金でお金を支払い、座席指定の券をもらいました。
客層・客席の様子
男女比は5:5くらい。
様々な年齢層のお客さんがいました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・コメディ
・タイムリープ
観た直後のtweet
MICOSHI COMPLEX「人生最高の日」125分休無
タイムリープもの。人生最高の日を過ごすと同じ日をリープする。ん~せっかくツッコミ所のある隙ありないい設定なのに、いろんなもの混ぜこぜ過ぎて焦点がボケてて、ちょっと手に合わなかった。主演?の山本華さんがよかった。 pic.twitter.com/uH9zNtVHAx— てっくぱぱ (@from_techpapa) October 28, 2021
映像化の情報
情報はありません。
満足度
(2/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
人生最高の日を体験して、翌日目が覚めると、その日を繰り返してしまうタイムリープな性分を持っている女、大安めぐる。どうやら家族代々の女に受け継がれるものらしく、お母さんがその事を教えてくれた。ちょっと気になるバイト先の先輩と、アイドルVチューバーの'リン音色'の、一泊二日ツアーに出かけたら、いろいろあった末に先輩から告白された。翌日目を覚ましたら、案の定ループ。でも、どうやらアイドルも、そしてそこに住む地縛霊?も、ループの原因らしい。そこで巻き起こるドタバタコメディ。
人生最高の日を体験すると、ループする。・・・って一見、整合性ありそうで、よくよく考えるとよく分からん設定。「それより前の人生の幸福度を超えれない」って事か?。それとも「人生のピークはあらかじめ決まってい、それを越えると発動する」って事か?・・・と、どっちにしても、ツッコミどころは満載だけれど、まぁ、演劇の設定としては面白いなと思って、どうなるのか興味本位で観劇。・・・ただ、結局は、それ以上に、いろんなものが盛り込まれ過ぎてて、盛り込まれ過ぎてる故にどうにもご都合主義に見えて、全く手に合わずだった。
一泊二日ツアーを企画したアイドルは殺されたらループする、って言うのが途中で分かるけど・・・んーだとすると、そっちのループが話がメインでよくね?、という気もするし。アイドルと地縛霊にそれぞれ過去があるけど、説明もどこか唐突。タイムループって、どうしても「その状況を知っている第三者」を物語に組み込まないと、回収のストーリー作りが難しいけれど(中野劇団の『10分間2019~タイムリープが止まらない~』もそうだったし)、似てるけれど別の悩みを持っている人を出してきてしまうと、焦点が定まらないというか・・・元の設定、何だったのかなーという感じが否めなかった。
基本コメディの芝居だけれど、随所に挟まれる小ネタが、役者さんは理解していないのかなー、という感じがしたのが辛かった。
気になった役者さん。タイムリープしてしまう主演の、山本華の演技が印象的。細かい表情がいちいち納得出来て、魅力的。片桐健人、声が印象的だった。