<観劇レポート>日本芸術専門学校「Disney HIGH SCHOOL MUSICAL」

#芝居,#日本芸術専門学校

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 日本芸術専門学校「Disney HIGH SCHOOL MUSICAL」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名日本芸術専門学校
日本芸術学園「ミュージカル・プロジェクト」第6弾
Disney HIGH SCHOOL MUSICAL
脚本David Simpatico
演出山田和也
日時場所2021/10/28(木)~2021/10/31(日)
日本芸術専門学校・山王ヒルズホール(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

専門学校のページにはこんな紹介があります。

一人ひとりに宝物を。
人は誰でも、特別な存在です。
もちろん、あなたもその一人です。
演じる、踊る、歌う、語る、楽器を奏でる。

日本芸術専門学校は、
そんな表現者になるための「全て」を皆さんに贈ります。
情熱あふれる指導と、本物のエンターテインメントに
触れる機会を多数用意し、 一人ひとりの中に
「宝物」を呼び覚まします。

「何をしたらいいか分からない」
「やりたいことはあるけど、自分に出来るだろうか」

そう思っていても大丈夫です。本校の特色である、
「一人ひとりに行き届く、あたたかい教育」で、
みなさんの心に火をともします。
それが、いつか必ず自分の「宝物」になるはずです。

日本芸術専門学校で学び、誰にも負けない
特別な人材となって巣立って欲しい。
みんながあなたを見て、心を動かし、元気になる。
そんな素敵な人材になれるよう、
日本芸術専門学校で自分を育てて下さい。

さあ、あなたが輝く未来へ。
ここから一緒にスタートしましょう。

日本芸術専門学校

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

日本芸術学園が取り組む「ミュージカル・プロジェクト」第6弾!!

日本芸術学園では学生たちにミュージカルのプロの現場を知ってもらいたい、プロの現場で活躍して欲しいという思いから、年に1度海外から公演権を獲得し、本格的なミュージカルを上演しています。
学校公演をはるかに超えた規模の公演がお楽しみ頂けます。本学園では2度目の公演となる本作品は、ディズニー・チャンネルのオリジナルムービーとして2006年に放送され、大ヒットしたディズニー「ハイスクール・ミュージカル」の舞台版です。演出に山田和也氏、翻訳・訳詞に高橋亜子氏、音楽監督に玉麻尚一氏、振付に青木美保氏、ボルトンコーチ役には特別ゲストとして、ひのあらた氏と、日本ミュージカル界の第一線で活躍している方々を迎え、学内のオーディションを勝ち抜いた高校生、専門生たちが熱い舞台を繰り広げます。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2021年10月29日
18時00分〜
上演時間85分(途中休憩なし)
価格2500円 全席指定

チケット購入方法

カンフェティで購入、決済しました。(座席指定不可)
アプリ「モバパス」にチケットを取り込んで、当日アプリを提示しました。

客層・客席の様子

男女比は、2:8くらい。
入学を考えている方とその保護者っぽい人、出演者の友達っぽい人が多かったです。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・ミュージカル
・ディズニー
・ハッピー
・考えさせる

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

こう見えて(どう見えて?)ディズニーの映画、「ハイスクール・ミュージカル」が割と好きな私。フォローしている観劇おじさんに公演の事を教えてもらって、即、観に行くことに。高校生と専門学校生の混成キャスト、との事。学校のホールでの公演なので、小じんまりさはもちろんあるものの、歌とダンスの迫力が凄くて、とても楽しめた。

ハイスクール・ミュージカル。ビジュアルだけみると、チャラい作品に見えなくもないけれど、実はそうでもない。地味だけれど、表現を志す若者の葛藤だったり、自分の「本当に好きな事」を言い出す葛藤を描いている。演劇をやる。そのために一歩踏み出す葛藤は、誰にとっても大きい。それまでの「レッテル」みたいなものを乗り越えていく必要がある。その葛藤を、ディズニーの若者向け作品らしい、きらびやかな世界観で描く。・・・まあ、ディズニーらしい?ご都合主義的な部分も随所にあるけれど、その葛藤がしっかりしているから、この作品は好きだ。

しかも、その葛藤が、正に今、舞台芸術を学んでいる学生さんの手によるもの。説得力と、エネルギーとに溢れた舞台。特に"Stick to the Status Quo"、"We're All in This Together"、モブで踊るシーンが迫力あった。ラストの、それまでの曲のMegamixも良かった。個人的には、ラストでHigh School Musical 2の"What Time Is It?"をやって欲しかったりしたかな。

日本芸術学園の「ミュージカル・プロジェクト」は、第6弾との事。配られたアンケートに、過去の作品が書かれていたけれど、過去私の大好きな「FAME」なんかもやったらしい。(「FAME」は、正に芸術高校の話だし、ぴったりな演目。)エネルギッシュなミュージカルを楽しむなら、とてもいい機会。おそらく年一回のプロジェクト。今後も注目して観てみたいと思った。

将来、どこかの舞台で拝見するかもしれないので、気になった役者さんメモ。ガブリエラ役の、前野友菜。立ち姿が映画のガブリエラにどこか似ているのと、歌が超絶上手い。トロイとのデュエットに聞き惚れた。シャーペイ役の木村鈴香、映画とはちょっと違うイメージのシャーペイだけど、やっぱり毎回着替えてくる。ライアンとのデュエットが良かった。アンサンブルなのでちゃんと特定出来てないかもだけれど…多分、多々良美里("Stick to the Status Quo"で、チェロだかコントラバスだかを弾くのが好きって言ってた人)、集団にいても所作がしなやかで、私には目立って見えちゃう感覚で、目が離せなかった。