<観劇レポート>スマイル・ミュージック・アワー「~K-POP MUSICAL~BACK TO THE STAGE シーズン2」

#芝居,#スマイル・ミュージック・アワー

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、スマイル・ミュージック・アワー「~ K-POP MUSICAL ~BACK TO THE STAGE シーズン2」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名スマイル・ミュージック・アワー
~ K-POP MUSICAL ~BACK TO THE STAGE シーズン2
脚本白聖虎
演出・上演台本加納健詞
日時場所2021/11/23(火)~2021/11/28(日)
阿佐ヶ谷 シアターシャイン(東京都)

団体の紹介

劇団ホームページには団体紹介が、見当たりませんでした。

スマイル・ミュージック・アワー

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

今までにない新しいジャンルのミュージカルが誕生!

今の時代のショービジネスを大きく二分化しているミュージカルとアイドルが有機的に混合した

ミュージカル「BACK TO THE STAGE」シーズン2の詳細を発表!

K POPアイドル達の夢や現実、そして情熱や苦悩と苦難を舞台化した【ミュージカル「BACK TO THE STAGE」】は、今まであったミュージカルとは異なる。
単なるアイドルのミュージカル出演ではなく、今までにあったアイドルの話をミュージカル化したものとも異なる。
ストーリーから音楽や振り付けまで、アイドルとミュージカルが見事に混ざり合っている。

今の時代のショービジネスを大きく二分化しているミュージカルとアイドルの混合。全然別の畑だとタブー視されてきた両側の領域を自由に行き来する舞台。会場まで足を運んで直接体験してみる価値はありそうだ。

エスティ、ドゥリ、シャイン、ジンホ、ドンユンの5人は、「ビースター」という名前でK-POPアイドルグループとしてデビューする事になる。

しかし、会社の金銭問題でデビュー直後にチームは解散となってしまう。どうしようもなくメンバー達は別れ、芸能活動をする事もできず、各々アルバイト生活を送っていた。

リーダーのエスティとドゥリ、シャインは、一緒にサムギョプサルの店でアルバイトをしながら、フリーターとして生活をしていた。ある日エスティは、練習に明け暮れた懐かしい日々、あの熱い日々に戻りたいという想いをドゥリ、シャインに告げた。すると二人もまた同じ想いであった。そして三人はグループの復活を誓う。

そして3人は、もう一度ステージに立ちたいと、残るメンバーであるジンホ、ドンユンの説得にあたる。

ジンホはいくつものアルバイトを掛け持ち、忙しい日々を送っていた。仕事が忙しくてアイドル活動をするのは難しいというジンホだったが、度重なる3人の説得に、期間限定でメンバーに復帰する事を決める。

最後のメンバーであるメインパフォーマーのドンユンは、母が運営している山小屋で働いていた。エスティはドンユンを説得するも、ドンユンの意思は硬く、説得に失敗する。

仕方なくメンバーは、ドンユン抜きでやっていく事にし、メンバー4人は集まって練習を重ねるも、メインパフォーマーであるドンユンがいないと練習は難航を続け・・・。やがてメンバーの間には溝ができ、ぶつかるようになっていく・・・。

果たして、彼らはまたステージに立つ事ができるのか・・・。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2021年11月25日
15時00分〜
キャスト
上演時間(実測)100分(途中休憩なし)
価格5000円 全席自由

チケット購入方法

団体ホームページからのリンクで予約・カード決済をしました。
セブンイレブンで予約番号を伝えて、チケットを受け取りました。

客層・客席の様子

男女比は5:5くらい。
様々な年代層の客がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・ミュージカル
・KPOP

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(3/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

ストーリーは事前案内の通り。一度アイドルとしてデビューしながら、何かのトラブルでそ一度きりのステージになってしまって夢を諦めた5人が、もう一度デビューするまでのお話。男性アイドルの話を、男女のダブルキャストで展開。観たのは女性キャストの紫グループ。女性が、男性を演じる形で描かれる。

ストーリー紹介で「果たしてデビューできるのか・・・」と言われると十中八九デビューできる訳で。韓流ならでは…と言えばいいのか(韓流ドラマはそんなに見ないけれど)。アイドルを目指す理由も、病気のおばあちゃんを助ける話も、物語の面では、ベタでステレオタイプ感が半端ないけれど。

作品自体は、本格的にミュージカル。ピンマイクで、役者の歌声をしっかりと拾って魅せる迫力ある歌唱。Repriseが多く曲数自体は多くないものの、KPOP調の曲からよくあるミュージカルっぽいナンバーまで、聴き心地の良いナンバーばかり。歌を聴くショーとしては、とても楽しめた。シアターシャインではちょっと小屋が小さいな・・・、と感じる。曲目リストが配られてないのと、ハモリで魅せるナンバーが少なめなのが残念。終盤の、ドゥリとジンホのナンバーのような高低でハモる歌を、もっと聴きたいな。

もう片方の、男性バージョンがどんな感じなのかをあまり想像出来なかったのは、私が男の視点で観ているからだからだろうか。女性が男性を演じる・・・でなくても、ストーリーは(多少の無理はあっても)そのままに、女性アイドルバージョン、という事でも良かったように思う。むしろ男視点だと、それが観たい。元設定に大きなこだわりがあるのか、男性の物語に女性を敢えてキャスティングした理由が掴めなかった。