<観劇レポート>柿喰う客「空鉄砲」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 柿喰う客「空鉄砲」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 柿喰う客 |
回 | 新作本公演2022 |
題 | 空鉄砲 |
脚本 | 中屋敷法仁 |
演出 | 中屋敷法仁 |
日時場所 | 2022/01/14(金)~2022/01/23(日) ザ・スズナリ(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
2006年1月1日結成。演劇特有の虚構性を重視した躍動感あふれるパフォーマンスが特長。「圧倒的なフィクション」を標榜したオリジナル作品の創作を続ける。また古典作品のアダプテーションや他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも実施。国内の様々な地域でのアーティスト・イン・レジデンス(滞在製作)にも定期的に取り組む。さらに「こどもと観る演劇プロジェクト」や「高校生のための演劇プロジェクト」など、幅広い観客層への作品上演も積極的に展開。その活動のスケールは広がり続けている。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
演劇界の風雲児「柿喰う客」の最新作は愛と欲望が支配する密室劇。
男×男×男が激しく火花を散らす本格官能サスペンス。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2022年1月20日 14時00分〜 |
キャスト | 新人公演回 |
上演時間 | 80分(途中休憩なし) |
価格 | 5000円 全席指定 |
チケット購入方法
チケットぴあで、購入、決済をしました。
セブンイレブンで、予約番号バーコードを見せて受け取りました。
客層・客席の様子
男女比は3:7くらい。
若い女性が多かったです。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・シリアス
・シンプル
観た直後のtweet
柿喰う客 「空鉄砲」80分休無
メインキャストではなく、新人公演回。面白かったけど、物語はちょっと腑に落ちなかったかな。かなりえぐい愛憎を描いてるけど、浮かび上がる感は少なめかも。柿喰う客テイスト、もう少し迫力があるといいのになぁ、と頭の片隅では思ってしまう。新人さんだからかな。 pic.twitter.com/AHLGv83zY6— てっくぱぱ (@from_techpapa) January 20, 2022
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
売れっ子のミステリー小説家で、大金持ちの父が、風呂場で凍死して死んだ。残された息子と、父の愛人の"男"。必ず映画化されているという父の小説。唯一映画化されていない小説は、父の隠していた同性愛の、愛人の事が書かれているように読み取れる。その小説で、父を演じる父そっくりの男と、息子と、父の愛人の狂おしい愛の物語。
柿喰う客の、あのテイストで展開する物語。スピード感と、幻想的な照明で繰り広げられる、父への愛と、父の愛。加えて、男性同士の粘っこい同性の愛。自分の中では、物語が落とし込めなくて、展開されているありのままをそのまま受け取る事しか出来なかったけれど。空鉄砲、って、どういう意味なのかな。子供を残せないっていう事なのかな。そんな事をぼんやりと思う。
観たのは、メインキャストではなく、柿喰う客の新人劇団員が演じる、新人公演回。演じているのは、佐々木穂高、山中啓伍、田中廉の三人。柿喰う客は、映像で作品を見ることの方が多いけれど、ちょっと柿喰う客の迫力ある(と勝手に思っている)テイストが、弱い感覚。アフタートークで、柿喰う客独特の「所作」を身に着けるのが大変、と語っていたけれど、そういう部分なのかなぁ、なんて事をぼんやり思った。