<観劇レポート>劇団25、6時間「魔法はひとつじゃありません!」

#芝居,#劇団25、6時間

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 劇団25、6時間「魔法はひとつじゃありません!」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名劇団25、6時間
劇団25、6時間第3回本公演
魔法はひとつじゃありません!
脚本鈴村あすか
演出黒川一将
日時場所2022/03/24(木)~2022/03/28(月)
キーノートシアター(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

《劇団25.6時間(にじゅうごろくじかん)》
黒川一将が主宰を務める団体で挑戦と成長を大題目に掲げます。 多くの人が1日あと1時間 あったら、2時間あったらと夢見ると思います。 劇団25.6時間はその様な夢ある時間を提供することを目的としております。

劇団25、6時間

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

作家デビューを目指す佐藤まほ。
日々編集社へ持ち込みを続けるが、佐藤が夢を詰め込んだ絵本は何度もボツにされていた。
人生の中で魔法が一つしか起こらないとしたら、佐藤にはもう魔法は起こらない。なぜなら…。
陽気なカエルと愉快な仲間たちと共に、夢を追い続けるドタバタ物語!!
夢を追う者、夢を叶えた者、応援する者。果たして、みんなの夢は叶うのかー?
※この物語に魔法は一つしか起こりません。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2022年3月28日
12時30分〜
上演時間100分(途中休憩なし)
価格4000円 全席自由

チケット購入方法

CoRichのサイトから予約しました。
当日受付で、現金でお金を支払いました。

客層・客席の様子

男女比は5:5くらい。様々な年代の客がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・泣ける
・笑える
・会話劇
・ハッピー

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

ストーリーは事前記載の通りだが。まほの家には、喋るカエルがいる。額縁の中のカエルが喋る。そして、面白い事を喋りながら、まほを応援している。周りの絵本作家や、出版社の人々、そしてカエルに励まされながら、絵本作家としてのデビューの道を歩んでいく物語。

どことなく、キャラメルボックス、成井豊テイストな作品。音楽は少な目だったけれど、冒頭のダンスも、やっぱりどこかキャラメルっぽい。ちょっと真正面から捉えると、なかなか感想を書き難い、語るのが恥ずかしい物語ではあるものの、軽快なテンポで進む物語。純粋に楽しめたなー、という感覚だった。

とはいうものの、作品自体にはちょっとムラがある感覚。「魔法はひとつじゃありません!」、願い事を一つに絞る必要はない、っていうメッセージとしては力強いし、お金では買えないものがある・・・みたいなストレートなメッセージも、コミカルに伝えてくるので心地よい。ただ、何人か登場する作家の背景というか、家庭環境・境遇の部分は、あまり感情移入できなくて困ったり。キャラメルなテイストなら、とことん上手く騙してほしいなぁ、という想いがあるのだけれど。感情移入したり、雑だなーと思ったりが交互に来る、ムラが目立つ感覚の強い作品だった。

カエルの存在感が素晴らしい。劇場上手の壁にある額縁の中で、パペットとして演じられるカエル。どこかふざけたような、憎めないやつ。キムタクのモノマネをしてみたり、うどんをすすってみたり、ブログを更新してみたり。当日パンフがなかったので、役者さんの名前が分からなかったのだけれど。このカエルのやり取りだけで、一作別に作って欲しいなぁ、という風に思う位の愛らしさだった。