<観劇レポート>ゴジゲン「かえりにち」

#芝居,#ゴジゲン

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 ゴジゲン「かえりにち」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名ゴジゲン
ゴジゲン第18回公演
かえりにち
脚本松居大悟
演出松居大悟
日時場所2022/04/20(水)~2022/04/29(金)
ザ・スズナリ(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

ゴジゲンとは

2008年、慶應義塾大学演劇サークル“創像工房 in front of.”内で結成。
主宰の松居大悟が全ての作・演出を手がける。
メンバーの出身地は、福岡・島根・沖縄・北海道・岐阜・富山となぜか地方に偏っている。

ヨーロッパ企画主宰の上田誠氏が「意気の上がらない人たちがワチャワチャするコメディ 」と称するように、不器用にしか生きられない人間達が紡ぎだす軟弱なシチュエーションコメディを上演していたが、近年は作るってなんだよ生きるだけだろと主張。

2008年より年2~3回の上演を精力的に行っていたが、
2011年「極めてやわらかい道」の後、3年間の活動休止。

2014年「ごきげんさマイポレンド」より活動再開。
2017年に初の3都市公演「くれなずめ」で2000人以上を動員。
全国を視野に入れて、下北沢を中心に活動中。

ゴジゲン

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

「帰り道じゃないの?」
「うるせえな」
風が吹かない冒険譚のコメディ。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2022年4月21日
14時00分〜
上演時間90分(途中休憩なし)
価格3800円 全席指定

チケット購入方法

カンフェティで予約・決済しました。
セブンイレブンでバーコードを見せて、チケットを引き取りました。

客層・客席の様子

男女比は5:5くらい。様々な年代の客がいました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・会話劇
・考えさせる
・シンプル

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(3/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

観測史上最大の台風のために、自治体の用意した避難場所に避難した人々と、市?の職員。結局台風はそれ程強くなくて、ちょっと肩透かしを喰らった感。避難所の近くでは、テレビの撮影が行われていたり、強盗が逃げたりしている。人々は、段ボールで区切ったスペースを片付けながら、思い思いの会話をしている。そこで生まれた、ちょっとした「親しみ」みたいな感情と一緒に片付けながら、避難所を閉鎖する物語。

正直なところ、ほとんど面白味を感じられなかった。ひょんなことから出会った人々の、少しの間の親しみの情と、その親愛の情の「かえりみち」での名残惜しさとを、表現しているように思う。遠足とか運動会の後の、あの何となく寂しい感覚は理解できるし、劇中のセリフの通り「物語は特に始まらない」…要は、物語が展開しないのがテーマ、だというのは伝わってくるものの。観ている方は一向に「何も始まらない」という風に思ってしまう。他愛のない会話の繰り返しで、脈絡がない。どの話も、本題にならない。そんなもどかしい時間をもどかしく再現された感覚だった。

私にとってのゴジゲン、合う作品と、合わない作品の差が、かなり激しい感覚。映画「くれなずめ」や、前回の「朱春(すばる)は、かなりハマったのだけれど、今回の作品は全然ハマらなかった感覚。作品によって、大きく振れ幅が大きいのかな、という印象を改めて受ける。

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