<観劇レポート>日本テレビ/丸美屋食品ミュージカル「アニー」

#芝居,#アニー

【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 日本テレビ「アニー」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名日本テレビ/丸美屋食品ミュージカル
アニー
脚本トーマス・ミーハン
演出山田和也
日時場所2022/04/23(土)~2022/05/08(日)
新国立劇場中劇場(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

日本テレビの主催で毎年公演を重ねている、ミュージカル「アニー」です。

アニー

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

舞台は1933年のニューヨーク。世界大恐慌直後の街は、仕事も住む家もない人であふれていました。誰もが希望を失っているなか、11歳の女の子アニーだけは元気いっぱい。11年前、孤児院の前に置き去りにされたというのに、いつか両親が迎えに来ると信じて、逆境にひるむことなく前向きに生きています。そんなある日、大富豪オリバー・ウォーバックスの秘書グレースに気に入られたアニーは、クリスマスの2週間をウォーバックスのもとで過ごすことに。ウォーバックスは、アニーを養女にしたいと思うようになります。しかしアニーは、本当の両親と暮らすという夢をあきらめきれません。その強い気持ちに打たれたウォーバックスは、懸賞金をかけて彼女の両親を捜すことにします。ところが、それを知った孤児院の院長ハニガンと弟ルースター、その恋人のリリーは、懸賞金目当てに悪だくみを始めて・・・・・。アニーの夢はかなうのでしょうか?

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2022年4月27日
13時00分〜
キャストチーム・モップ
上演時間105分(途中休憩なし)
価格6700円 全席指定

チケット購入方法

チケットぴあで予約・決済しました。
セブンイレブンで予約バーコードを見せて引き取りました。

客層・客席の様子

男女比は4:6くらい。
小学生からおじいちゃんおばあちゃんまで、様々でした。
学校鑑賞の団体も見かけました。

観劇初心者の方へ

観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。

芝居を表すキーワード
・ミュージカル

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(4/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

「演劇」「ミュージカル」のキーワードの番組を録画するようにセットされている我が家のテレビレコーダー。毎年恒例の「アニー」、オーディションから制作のドキュメンタリーを録画してくれていた。私自身が演劇に興味を持った幼い頃、青山劇場に観に行って以来の、30年ぶりの「アニー」。ドキュメンタリーの感じは当時とは少し様子が変わっていたけれど、ふと、久しぶりに観てみたくなっての観劇。

映画化もされているので、ストーリーは割愛。コロナで途中休憩が省かれている「ちょっと短縮版」のアニー、らしい。ウォーバックスとのふれあいや、最後のハニガンとの逃避行や、ウォーバックスとグレイスの関係描写がカットされているように思う。・・・ただ、映画版の知識が頭に入ってしまっているので、30年前に観たミュージカルを正確に記憶できている訳ではないけれど。

このミュージカルは、やはり曲がいい。冒頭から連続して出てくる、"Maybe" 、"It's the Hard Knock Life" 、"Tomorrow" は、ミュージカル史上に輝く…と言ってもいいくらいの名曲。この3曲が、冒頭で連続で出尽くしちゃうので、残り後半の展開が、あまり良く思い出せないのも、やっぱり同じ印象。

そういえば30年前も、テレビで同じようなオーディション風景の番組が放送されていた。その時の演出は篠崎光正で、とにかく子役たちの演技指導で泣く場面が、ドキュメンタリーの毎年恒例の風物詩のように印象的だった。それ故なのかは分からなけれど、子供たちが感情が繋がる芝居を魅せる、という風に観ていた記憶なのだけれど。今回の演出を確認してみると、山田和也。感情も含めて、良くも悪くも、シンプルな、今風のミュージカルの線にまとまっているのかなぁ…なんていう事を感じる。アニーがウォーバックスからロケットを外されそうなときに泣きながらロケットを守るシーンは、30年前見た時には、アニーがとにかく泣きじゃくっていた気がするのだけれど。令和のアニーは、割とシンプルだなーと思ってい見ていた。・・・まあ、篠崎光正演出を、今の時代でやると、いろいろと問題になるのもあるのだろうけれど。

子供たちは、モップとバケツのダブルキャスト。観たのは、チーム・モップ。アニー役の山本花帆は、のびのある声で、Maybeを聴いてて惚れ惚れしてしまう。何となく将来、彼女のミュージカルを観ることになる気がする。ハニガン役のマルシアが、大人な女で中々いい味していて好きだった。

Maybeは、30年前みて覚えていた日本語訳の歌詞が明らかに変わっていて、ちょっと戸惑った。帰宅して古い資料を漁っていたら、ソングブック(楽譜)が出てきた。Tomorrowは変わっていない気がするのだけれど、Maybeはやはり変わってる。どうしても、古い日本語の歌詞に馴染んでいるので、ちょっと不思議な消化不良感があった。あと、当時は「ハニガンさん」ではなくて「ハニガン先生」と言ってた気がする。

舞台#芝居,#アニー