<観劇レポート>演劇ユニットアムアネ「萼~gaku~」
【ネタバレ分離】昨日観た芝居、 演劇ユニットアムアネ「萼~gaku~」の観劇レポートです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | 演劇ユニットアムアネ |
題 | 萼~gaku~ |
脚本 | 周 大樹 |
演出 | 周 大樹 |
日時場所 | 2022/06/29(水)~2022/07/03(日) シアター711(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
都内で活動する演劇ユニット。
2015年結成2016年3月旗揚げ公演。
2020年に現在の2名体制となる。>ユニットとして演劇公演やツイキャス配信、
また個人での活動も展開中。
観客の眼前で完成される舞台表現に魅入られた人たちが、あなたの明日をちょっとだけ応援する物語を届けます。アムアネ:
広く、すみずみまで、行き渡る等の意「あまね」の変形語。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
それぞれの人生、それぞれの今日。
不器用ながら、それでも必死に生きている、いつか日の目を見るように。
華やかな人生の光の裏側に生きる人達。
その人生は儚く、重い。明日、何かを変えるために一歩踏み出す。
『今日という日を後悔しないために。』
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2022年6月30日 14時00分〜 |
上演時間 | 105分(途中休憩なし) |
価格 | 4000円 全席自由 |
チケット購入方法
当日、受付で当日券を買いました。
現金で支払いました。
客層・客席の様子
男女比は6:4くらい。
様々な年代の人がいました。
観劇初心者の方へ
観劇初心者でも、安心して観る事が出来る芝居です。
・シリアス
・会話劇
観た直後のtweet
演劇ユニットアムアネ「萼~gaku~」
105分休無
2つの独立した不幸話と、それを小説にする男の話。どこかで聞いたような話でテンポが淡々とはしてたけど、悪くなかった。人間って不幸話に惹きつけられる面あるな。ラストはイマイチわからず。女優さん好演。病んでる妹?とバイトのお姉さん気になる。 pic.twitter.com/cWd1vS6Jnv— てっくぱぱ@観劇垢 (@from_techpapa) June 30, 2022
満足度
(4/5点満点)
CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
感想(ネタバレあり)
2つの物語と、その物語を小説に書く男。独立した3つの世界が、交代で描かれる物語。1つは、家出してきた彼女と住んでいるがどうも弱くて、自分も学歴もないので、なかなかいい職にも付けない。バイト先の女に、バイトとして採用してもらえないか頼むも、上手くいかない。そんな不幸な姿。もう1つは、異母、連れ子同士で姉妹になったふたり。東京で姉が苦戦しているらしく、呼び寄せられる妹。じつはそんな姉は、結婚詐欺にハマっていて。気がつけば妹も、男に食いものにされるお話。その2つの物語を小説に書いている男と、小説サークルの友達の女。ふたつの物語のうち、どちらを出版したらよいか、と尋ねる男。「経験したことしか書けない」というのだが、という事はこの男は、結婚詐欺の前歴があるのか…というお話。
3つの物語は、小説家が書いている物語、という以外は特に接点はなし。3つの世界が、それぞれ交代に描かれる。音楽も少なく、割と淡々と進む物語。物語としては、割とありきたり…というか、どこかで聞いたようなお話、ではあるものの。…なんだろう他人の不幸話…って、やっぱり惹きつけられるものがあるのか、シンプルな劇に観入る。2つの物語を束ねる、小説家の物語。ラストは、他の二つの後味の悪さと同じように、ちょっとミステリーっぽく終わるのだけれど、あまり腹落ちせずに終わった感覚。
お話が「よくある」だけに、役者さんの印象が強い。彼女と暮らす話は、バイト先の同僚のを演じる、園田あざみが印象的。会社の中でみせる「表の顔」はどんな感じなのかな、などと想像してしまうと楽しい。結婚詐欺の話は、男とつきあい出してどこか狂ってしまって視線の焦点の定まっていない、深文が印象に残る。