<観劇レポート>おだづもっこ企画「星めぐりのうた」

#芝居,#おだづもっこ企画

【ネタバレ分離】 おだづもっこ企画「星めぐりのうた」の観劇レポートです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名おだづもっこ企画
おだづもっこ企画第12回公演
星めぐりのうた
脚本おだづもっこ企画
演出おだづもっこ企画
日時場所2023/11/08(水)~2023/11/09(木)
アトリエ第Q藝術(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

東日本大地震を受け、2012年から宮城県南三陸町にて、子供から大人まで楽しめる演劇をお届けしています。

おだづもっこ企画

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

2012年から宮城県南三陸町にてお芝居のボランティア公演を行っている『おだづもっこ企画』が、宮城県南三陸町にある味噌工房のおかあさん達をモデルに描く、震災から1000年後の命を守る為の物語。
2023年11/11(土)15:00〜 宮城公演もあります。
歌津復興交流センター(旧伊里前保育所)にて。無料、チケット予約不要です。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2023年11月08日
19時00分〜
上演時間95分(途中休憩なし)
価格3500円 全席自由

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(3/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。
ここから先はネタバレあり。
注意してください。

感想(ネタバレあり)

東日本大震災のあった街。かつて農協の味噌工房だった場所。震災後、農協は手が回らず、地元の主婦を中心とした女たちで復興した。その味噌工房に、東京の雑誌から取材が来た。そんな人々も含め、味噌工房をめぐる人々の群像劇。

実際に南三陸町で活動している団体故、震災の描写だったり、その街の人々が創った演劇という意味では、尊いものなのだろうと思う。写真の洗浄作業は、映画「浅田家」でも取り上げられていたし、他にも、実際のエピソードを基にしているのがあるもしれない・・・という場面が多々あり、胸に込み上げるものがあるものの。

演劇という視点で観た時には、群像劇の登場人物の多さが原因か、説明を受けている感覚を否めずあまりノレなかった。客に想像を投げかけるだけでは、あの災害を語る時には足りない部分があるのかもしれない。けれどドキュメンタリーでは無い以上、そこで何が起こったのか、想像させる余白を客にも与えて欲しい、という想いを持った。

役者が好演。名前を知っている役者では、今井勝法、岡本みゆき、中根道治、ナカムラユーキ、モハメディ亜沙南、山川恭平など、神奈川を中心に活躍している役者が名を連ね。紙物の配布が無かったので、役名の対応ができないのが残念。