【観劇メモ】東京演劇アンサンブル 「行ったり来たり」

#東京演劇アンサンブル

【ネタバレ分離】 東京演劇アンサンブル「行ったり来たり」の観劇メモです。

公演前情報

公演・観劇データ

項目データ
団体名東京演劇アンサンブル
東京演劇アンサンブル創立70年記念公演Ⅰ
行ったり来たり
脚本エデン・フォン・ホルヴァート
演出公家義徳
日時場所2024/03/28(木)~2024/03/31(日)
すみだパークシアター倉(東京都)

CoRich 公演URL

団体の紹介

劇団ホームページにはこんな紹介があります。

東京演劇アンサンブルは、故・広渡常敏と故・入江洋佑の強い意志によって、1954年創設されました。社会変革は個々人の心のなかに変革が起こることによって進むと確信し、演劇によってそれを実現しようとしてきました。演じる側も同様で、「集団のなかでこそ人間が変化する可能性がある」として劇団制を貫き、ブレヒト等社会派の作品に取り組みながら、共に育ち力をつけてきました。現代社会の矛盾を突き、マイノリティに寄り添いながら社会に一石を投じる演劇を作り、それが人の心を揺り動かすことこそが、わたしたちが演劇活動を続ける理由になります。創作・書下ろしも加えつつ、世界で何が起き、何をみつめているのかに敏感に、翻訳劇を中心に新作を作りつづけています。また1967年以降、子どもたちの文化芸術体験の充実を図るため、義務教育外にあってフォローされていない高校生のための演劇鑑賞に情熱を注いでいます。

2019年7月より、「ブレヒトの芝居小屋」から埼玉県新座市の新しい稽古場「野火止RAUM」に居を移しました。時を同じくして代表だった入江洋佑も亡くなり、劇団は新体制に入りました。学校公演を主な財政ベースにしつつ、「野火止RAUM」で若い俳優たちを中心に新機軸を打ち出していく。この5年間は、新稽古場をいかに人の集まる場にできるか、地域と結びついたイベントづくりなども含めて、拠点づくりが大きな仕事となります。研究者や市民運動と連携しながら、文化の交差する場として、東京のベッドタウン新座に新しい「座」を創ることを目指しています。

東京演劇アンサンブル

過去の観劇

事前に分かるストーリーは?

こんな記載を見つけました

国境には川が流れ、一本の橋がかかっている。対岸が右の検問所だ。左の検問所をあずかるのはトーマス・サメク。サメクとムルシツカは、ごねるハヴリチェクを右岸へ行けと放り出す。ところが右岸についてみると、ハヴリチェクには右の国の国籍はないと言われる。ここを守るのは若いコンスタンティン。実はサメクの娘と恋仲で、夜な夜な逢瀬を楽しんでいた。とにかくコンスタンティンの言うことには、法律が変わって、国外に住む右国人はその旨を届け出なければ国籍は抹消される、というのだ。「わたしには初耳だ。だったらわたしは一体どこに帰属するというのかね?」と問うハヴリチェクに、「帰属先はありませんね」「自己責任ですね」と、規律や規則を重んじるコンスタンティンはにべもなく返す。こうしてハヴリチェクは無国籍人となってしまった。

なんとかしようとハヴリチェクは行ったり来たりを繰り返す。その間に、エーファを巡って敵対する父サメクと恋人コンスタンティンの伝言を頼まれたり、仕方なく夜を過ごすことになった中立地帯の橋の上では、隠密会議をしようとしていた右の国と左の国の首相に出くわしたり、右の国の旅館のおかみといい感じになったり、最後には麻薬密輸団を捕まえたり……、ドタバタ劇が展開される。

ネタバレしない程度の情報

観劇日時・上演時間・価格

項目データ
観劇日時2024年03月29日
19時00分〜
上演時間125分(途中休憩なし)

観た直後のtweet

満足度

★★★★★
★★★★★

(3/5点満点)

CoRich「観てきた」に投稿している個人的な満足度。公演登録がない場合も、同じ尺度で満足度を表現しています。