【観劇メモ】ウンゲツィーファ「8hのメビウス」
【ネタバレ分離】 ウンゲツィーファ「8hのメビウス」の観劇メモです。
もくじ
公演前情報
公演・観劇データ
項目 | データ |
---|---|
団体名 | ウンゲツィーファ |
回 | ウンゲツィーファ10周年記念演劇公演 |
題 | 8hのメビウス |
脚本 | 本橋龍 |
演出 | 本橋龍 |
日時場所 | 2024/10/18(金)~2024/10/27(日) スタジオ空洞(東京都) |
団体の紹介
劇団ホームページにはこんな紹介があります。
劇作家「本橋龍」を中心とした人間関係からなる実体のない集まり。
創作の特徴はリアリティのある日常描写と意識下にある幻象を、演劇であることを俯瞰した表現でシームレスに行き来することで独自の生々しさと煌めきを孕んだ「青年(ヤング)童話」として仕立てること。
上演作品『動く物』が平成29年度北海道戯曲賞にて大賞を受賞。以降、2年連続で上演作品(転職生、さなぎ)が優秀賞を受賞。北海道戯曲賞3年連続の入賞を果たす。
事前に分かるストーリーは?
こんな記載を見つけました
永遠と無限の掃き溜め。
平日昼間の公園で。
夜遅くのファミレスで。
日曜日の会社倉庫で。<あらすじ>
コミネは勤めていた「合同会社メビウス」を辞めた。アルバイトのシバタとの諍いが原因だ。
シバタは50歳にして自営業をリタイアし、残りの人生は悠々自適に生きることにしていた。
メビウスのバイトは暇つぶし程度にやっていたので、シバタもメビウスを辞めた。
そして夢だった日本一周の旅を始めることにした。娘と一緒に行きたいが、妻と別居してからずっと嫌われている。
コミネは会社を辞めたことを家族には黙っていたが、元々会話も少ないのでバレる気配はなかった。
仕事に行くふりをしてネットカフェで私人逮捕系YouTuberの動画を見ていた。
メビウスの仕事は、紐状の長い物体を八の字巻きで巻き続ける仕事だ。巻いたものは出荷されて、
ぐちゃぐちゃになって戻ってくる。それをまた巻く。巻き続ける。
生産性もやり甲斐もない労働をやり続けて生きる人々の、世界を俯瞰する余裕もなく、
目の前にあるものを奪い合う蟲毒のような日々と、最果てで見つめる小さな光の物語。
ウンゲツィーファ10周年記念公演。5年ぶりの長編作品。初期衝動への帰還。
ネタバレしない程度の情報
観劇日時・上演時間・価格
項目 | データ |
---|---|
観劇日時 | 2024年10月24日 14時00分〜 |
上演時間 | 140分(途中休憩なし) |
観た直後のtweet
ウンゲツィーファ「8hのメビウス」140分休無
団体初見。うゎ〜めちゃ面白い!会話劇。空洞で映像的に場面替わる巧みな演出。∞の輪を巻くモダンタイムズ的な労働とYouTuberと生活が、少し関連弱い気がしたが。でも、冷めた視点で今の社会・人生俯瞰してるなと思い。おじさんに刺さるはず。超オススメ! pic.twitter.com/LvGaH3vt9x— てっくぱぱ (@from_techpapa) October 24, 2024
満足度
(5/5点満点)